とある三十路研究職の実験ノート

とある民間企業の研究開発者。管理職突入手前の30代。日々のアレコレを思うがままに綴ります。時々マスターズ陸上(短距離)。

タグ:研究職の目線から

僕の異動先は、前いた部署よりも新規用途を見つけ出す必要がある所だ。現業の製品の売れ行きが良くなく、加えて原材料や燃料費の高騰もあり、現在は赤字部門。↑の状況は数年単位では変わりそうもない見込みで、だからこそ一発逆転を狙って新規用途に踏み出さなければいけな ...

僕は今現在で入社8年目になるが、入社以来ずっと今の研究所にいる。ジョブローテーション制度が今なお盛んな当社からすれば、かなり異端だ。そして入社丸8年ともなれば、この研究所でも中堅扱いとなっており、責任ある仕事を任されるようになってきた。ここで言う「責任」と ...

僕は「新規用途探索兼務」なる仰々しい肩書を与えられていて、従来の製品開発に加えて、まったく新規のフィールドへの用途展開も検討している。いわゆる「ド新規案件」というやつだ。ド新規案件をどう進めるのか。僕なりの進め方は、以下の2つだ。進め方①:実験室に一人で籠 ...

僕のいる課で、テーマに関する会議が開かれた。会議のやり方は、各研究員が来季のテーマを持ち寄る→課員全員の前でテーマに関して話し合う...というもの。この会議の狙いは、各部署が集ってのテーマ提案に向けての下準備...的な意味合いで、一度研究テーマ候補を精査しまし ...

僕は今、複数の新規案件を手掛けている。そのうちの1つにおいて、幸運にも試作品が良い性能を発揮してくれて、お客さんへの紹介ができそうなレベルに達することができた。お客さんへの紹介となると、営業部の仲介が必須となる。営業部は常日頃から「新しい市場を、新しい製品 ...

2022年ももう終わり...ということで、研究開発で印象に残っている主な出来事をまとめてみました。-------〇部署内異動今まで苦手に感じていた分野(環境配慮型製品)へ異動し、慣れない反応系にてこずらされた。ただその中でも、これまでにいた分野で培った化学反応の経験を ...

全くの新規案件の立ち上げ係になって早1年。数多のシーズを検討し、そのうち数種に関しては、とりあえず新規テーマとして打ち出してもよいだけの性能を見出すことができた。当研究所の慣例から数歩外れた「ド新規」の扱い方・携わり方が少しだけ分かり、何とかなったとほっと ...

僕はつい最近まで、ある製品に硬化性を付与するテーマを受け持っていた。製品に硬化性を持つ薬品を後からくっつけるという、一見すると簡単そうなテーマだったのだけど、これまでにうちのチームが何度も検討し、いずれも上手くいかずポシャった...とのこと。課長も半分ダメ元 ...

ジョブローテーション。数年毎に異なる部署に異動し、各所でスキルアップを重ねるというもの。賛否両論の制度の1つだが、どちらかというと「賛」の意見が多いと思う。このジョブローテーション制度、研究開発部門ではどうか。僕個人の意見では「否」寄りである。実際に当研究 ...

幸運なことに、僕のOJTリーダーはとてつもなく仕事がデキる人だった特に研究系の業務のパフォーマンスが凄まじく、「神」なんて呼ばれたりしていた。仮にYさんとしておこう。そんな神のYさんから僕は何を習ったか。僕は「効率的な仕事の回し方」だったり「少ない手数で実験を ...

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