とある三十路研究職の実験ノート

とある民間企業の研究開発者。管理職突入手前の30代。日々のアレコレを思うがままに綴ります。時々マスターズ陸上(短距離)。

タグ:失敗談

企業の研究開発におけるテーマ創出は「どんなニーズを満たすか」からスタートすべきだと痛感している。僕らのチームは、最近新しいテーマを手掛けた。詳しくは企業秘密なので言えないが、大雑把に言うと、接着力の高い樹脂の粘度を下げられないか、という検討だ水あめレベル ...

今から、とても恥ずかしい話をする。仕事をサボっていたのが露見した話だ。僕の部署は、扱う化学薬品全てのSDS(安全データシート;化学薬品の安全性や取扱い方を示した説明書みたいなもの)を保持・保管するように取り決めている。その対象には、高分子量の樹脂だったり、メー ...

入社してからの大半をドブに捨ててしまった、と僕は思っている。身の丈に合わない成長戦略を選んでしまったためだ。-------僕は人一倍才能が無い。早くも小学生の頃から何となく自覚し始めた。そして中学2年生の時、剣道部の部室で「グズな自分が生き残るには、勉強していい ...

2020年は、良くも悪くも現場を主軸にした1年だった。良かった点は、独りよがりの研究開発にならずに済んだことだ。市場が求めているモノの実現に向けてストレートにアプローチできた感はある。また、上司の意向を汲み取り、営業の方々の意見も取り入れ。一緒に実験をする同僚 ...

今日の業務・有機合成 2バッジ・溶剤組成の分析 ガスクロ・製品ガイド(英文)の見直し有機合成の日は早出残業になる。早朝トレーニングがさらに早起きになるが、走れるだけありがたいし、仕事があるのがありがたい。-------大人になってからの上達の話。どうすればもっと上達 ...

昨日、ぼくは挫折を味わった。-------天才(変人)は、1つの事にただひたすらに打ち込む。例えばアインシュタイン。彼は生活を研究に最適化させて、研究以外の全ての要素を切り捨てて、4分野で革新的な理論を打ち立てた。そこまでして初めて、何か大きな事を成し遂げられる。 ...

 実は、社会人2年目の冬~3年目の春にかけて、半年ほど短距離に転向した時期がありました。それまではフルマラソンに向けてトレーニングしていたので、まさに心機一転。 練習量は週6で朝90分とガッツリ。 当時のメニューは・60mx10・スパイク走100mx16・バウンディング100 ...

結果を出す人の習慣的トレーニングを見ると「たったこれだけしかやらないの?」と感じる事が多々あります。 そこで「自分はもっと数をこなすことができる」と意気込んで量を積もうとしがちですが、これは明らかな思考ミスです。 そう実感した体験談を、以下に示します。 - ...

「一番参考になるのは先人の失敗談だ」と僕は考えています。 以前、こんな記事を書きました【参考記事:4月からR&Dに配属される方々に向けた「やっておくべきこと」】 この記事、「僕がやらかした失敗」をもとに、新人の方に向けたアドバイスを列挙しました。 では、配属 ...

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