「企業でバリバリ成果を出している研究者は、いったいどんな人なのだろう?」
気になりますよね。

kenkyu_man_seikou


様々なビジネス書が世に出回っています。
しかし、理系職、特に研究者について書かれたビジネス本は稀少です。
私が運良く手に取った理系ビジネス書は、著者の肩書きが雲の上すぎました。
 ・ハーバード大学主席卒業
 ・マイクロソフト研究部門総括者
 ・...
自分事に落とし込むのは難しく感じました。

そこで今回は、私のような凡人でも手の届く身近な会社について書くことにしました。
以下、当社の第一線で結果を出し続けている方々の研究スタイルを紹介します。

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まずは、私の職場について、簡単な背景から説明します。

私が所属する部門の構成
以下の構成で成り立っています。
 ・樹脂開発部門は全体で20人
 ・部門20人を纏めるのが、主席研究員(部長クラス)のKさん
 ・大きく2つの課(I課10人, II課10人)に分かれている
 ・それぞれの課を束ねるのが主任研究員(課長)
  →I課を束ねるのがYさん、II課を束ねるのがSさん

無題

誰の研究スタイルを分析するのか?
以下の3人です。
 ・I課長のYさん
 ・II課長のSさん
 ・樹脂開発部門長のKさん

私の職場についてご理解いただけたところで、上司の研究スタイルを紹介します。


I課長 Yさんの研究スタイル
私の直属の上司です。
 ・飄々とした性格
 ・誰も思いつかない自由なアイデアをポンと出す
  他分野を横断し、つなぎあわせるようなアイデアです。
  天性のモノだなと感じます。
 ・身の回りに起こること全てから学んでいる

部下の報告内容を真摯に受け止めたり、自分で反応設備を見回ったり、発表会で積極的に質問する
などして、貪欲に学ぼうとする姿勢を持ち続けています。


II課長 Sさんの研究スタイル
 ・実直、正確性を重んじる性格
 ・自己研鑽を欠かさない
  お昼休みは毎日書庫に籠もって文献を読んでいます。
 ・理論に裏打ちされた信頼できる意見を出す
 ・文献の理論と現場のモノづくりをすりあわせる
 ・現場を見て回ることが多い

多忙な中、自己研鑽の時間を欠かさない努力家です。


部門長 Kさんの研究スタイル
 ・人当たりの良い方
 ・一度営業を経験している
 ・営業に出る前は、鬼のような実験量をこなしていた
  1日15時間の合成実験を2週間続けたことは、研究所の語り草となっています。
 ・自らの経験則と営業で得た嗅覚を掛け合わせている
 ・他社製品や他社特許に頻繁に目を通す
 ・使えそうな技術をチェックしている

営業で得た「お客様の欲しがるモノを察知する力」を、製品設計に落とし込んでいます。


3人の上司を分析してみて分かったこと
それぞれの個人の強みを活かした研究スタイルを確立しているということです。
一線で結果を出す研究者の方々にも、「コレ」といった研究スタイルはありませんでした。


3人の上司に共通していた要素
「新しい事を掴み取る」という積極的な学びの姿勢です。
今回紹介した方々はいずれも、強い学習欲をお持ちでした。
私自身、忙しい毎日に流されずいかに新しい事を学び取るか、ということを実践中です。

【参考記事】

「なぜだろう」と意図的に考えるようにしました。
すると、
 ・アイデアが出てきて
 ・それらをつなぎ合わせて
 ・独自の実験を提案できました
新しい事を学び取る力をつけることができました。

自分のスタイルを積極的な学びに繋げてみよう
 ・人と話すこと
 ・本を読むこと
 ・モノを見つめ続けること
全て学びに結びつけることができます。

【参考記事】
【研究開発職のライフハック】マニュアル人間から脱却したい人へ。趣味から入る自己改革
趣味を学びに繋げる方法論を提案した記事です。


結果は、学びを深めると自然とついてくるものなのです。