数学が大の苦手な私でも、相対性理論の面白さに触れることができました。

20171003-3

相対性理論の概念を知っておきたいと思い、この本を購入しました。
フタバ図書(中国地方におけるBOOKOFF的な存在…分かる人には分かります笑)にて100円で購入。

著者の佐藤勝彦氏は、宇宙論・宇宙物理学を専門とする東京大学理学研究科の教授であり、国際天文学会の宇宙論委員長を務めるなど宇宙論研究を世界的にリードしてきました。

宇宙理論に関する数々の専門書、一般向けの著書・訳書を出版される中で磨かれた文章力と、「相対性理論の持つ美しさは、誰しもが理解できる」という信念が掛け合わされて、非常に読みやすく仕上がっています。


私は数学が得意ではなく(小学校の割り算から躓きはじめました…)、読み始める前は「本当に理解できるのか」とモヤモヤしていました。

が、そんな私でも、すらすら読み進めることができました。
著者の言うことの八割方はすんなりと理解できて、相対性理論に関する概念の理解ができたように思います。


三平方の定理さえ分かっていれば、相対性理論がなぜそうなるのかというコアの部分を理解できるように書かれてあります。

入門書にありがちな「ズレた優しさ」がなく、本当に数学が苦手な人でも理解しやすい構成となっていました。


また本書は、言葉とイメージによる理解が難しい分野(一般相対性理論)では、理論の導出を省いて「結論を知ってください」と切り出す割り切りの良さがあります。

教える側がこのような割り切りを見せてくれたことで、「導出部分からすべて理解しなければいけない」との思い込みを見直すきっかけとなってくれました。


数学や物理の勉強が苦手でも、相対性理論の持つ面白さに触れさせてもらえました。

読了後は、「何ができるか」ではなく「何が面白いか」を基準に物事を見たいと、フレッシュな気持ちになりました。

数学が苦手だけど、「科学の夢を追い求めたい」「科学の面白さに触ってみたい」、そんな人におすすめです。

知識を深めるに留まらず、自分にも何かができるんだと前向きな気持ちになるでしょう。

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