とある三十路研究職の実験ノート

とある民間企業の研究開発者。管理職突入手前の30代。日々のアレコレを思うがままに綴ります。時々マスターズ陸上(短距離)。

カテゴリ: 就活

僕は就活の時、研究開発職1本に絞っていた。理由は単純で「研究開発=高尚な仕事」だと思い込んでいたから。ここで言う高尚とは、全て理詰めで考え、計画通りに無駄なく実験データを取る...という仕事の進め方的なイメージと、清潔なクリーンルーム内でスタイリッシュなデス ...

僕は大学では植物の遺伝子を3年間研究していた。俗に言う「バイオテクノロジー」というやつで、目的の遺伝子をコードするDNAを植物にぶち込んで、植物がどう変わるのかを見ていた。植物に導入するDNAを得るのには、主に大腸菌を使っていた。まずは大腸菌に目的のDNAを導入す ...

メディアで取り上げられるのは、大半が「壁を越えた猛者」だ。記者が向かうであろう場所に居る、という時点で、既に何重もの障壁をクリアできている。故に強者の意見しか出てこない。我々が見るべき(見たい)のは、その下に累々と重なる凡人の屍である...。この話を聞いたと ...

入社して7年経ってしみじみと感じるのは「あれ?俺、研究開発じゃなくても良かったんじゃね?」という何とも言えない思いだ。営業、知財、製造の方々と何度も話を重ね、現場に足を運び、自ら業務をした(とはいっても触りレベルでしかないが)中で感じている。そう、研究開発 ...

○私の場合、①学会発表(口頭1+ポスター3)②論文執筆(2nd×2)で食いつきが良かった私が就活を初めた頃(M1の10月)は、国内学会で初の口頭発表を終えたばかり。学会発表はこの1回切りで、ポスター発表の経験は無し。無論、論文執筆など夢のまた夢…状態だった。就活を進 ...

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