物理が苦手な私でも、1年間飽きずに読み通すことができた「高分子の物理」。この教科書を1年通読して、ポリマーの振る舞いを物理式で考える力が桁違いに強くなりました。 じっくり腰を据えてポリマーを極めたい。そんな人におススメの1冊です。 ------- 〇「高分子の物理 ...
カテゴリ: 書評
研究開発者が「燃えよ剣(下)」を読んで、現場働きの才に唸った話
新撰組副長として有名な「土方歳三」の生涯を描いた歴史小説「燃えよ剣」前回は、新撰組の絶頂期までを描いた上巻についてレビューしました。(詳細はこちら『「燃えよ剣(上巻)」は、研究開発のチームビルディングに役立つ点が満載だった話』)今回は、幕府軍と運命を共に ...
【書評】研究開発のチームビルディングに役立つ【燃えよ剣(上)】
僕は歴史小説が好きです。この前の休日に、「燃えよ剣」という歴史小説を読みましたが、存外に研究開発に活かせる視点が多いことにびっくりしました。今回は、僕が感じた「びっくり」を紹介します。 〇「燃えよ剣」とはどういった小説なのか? 「燃えよ剣」とは、司馬遼 ...
【書評】「本当に考えるとは何ぞや」を教えてくれた本3冊
ここ一ヶ月ほど、「本質を捉えられており、かつ実際の結果に結びつく考え方とはどのようなものか」と悩んでいた。答えに近そうな知恵を得るべく、数多くの本にあたってみた。その結果、以下の3冊が非常に役だった。①考える技術 大前研一 講談社文庫「考えるとは、頭で立てた ...
高分子の分野をイチから学ぶのにオススメの教科書
僕が新入社員で高分子をやることになった時、一番困ったのが「教科書選び」でした同じ思いを抱く新入社員の方も多いようで、「オススメの教科書を教えてください」とのご質問を何件か受けました。私が使って良かった教科書を紹介します。-------まず読むべきは「Introduction ...
【書評】「夢をまことに」は研究者の理想の姿を学ばせてくれた
本書は、山本兼一さん作の歴史小説だ。「夢をまことに」一介の鉄砲鍛冶(名は一貫斉)が、望遠鏡・ボールペンなど様々な発明品をつくりだす。その発想の量と質の高さから、一貫斎は「日本のダ・ヴィンチ」と呼ばれている。-------民間の研究開発者にとって、以下の問いは至上 ...
【研究者×アイデア】研究テーマを探し当てるため・レベルアップさせるために。発想力のセンスを高める本の紹介
研究テーマを魅力あるものに高めるには、日々アイデアを出すことが大切です。アイデアの出し方・活かし方のコツを知っておくことは、研究職にとって死活問題と言えます。そこで今回は、研究職に応用できそうなアイデアワークのビジネス書を紹介します。-------アイデアに関す ...
【研究者×発想力】「アイデアが湧く」という感覚が分からない方へ!アイデア・ファクトリー で創造力を培おう。
研究テーマを魅力あるものにするためには、日々アイデアを出して改善を繰り返すことが不可欠です。しかし、アイデアの出し方など習う機会が無いため、アイデアをどう捻り出せばいいか分からない人が大半でしょう。私も、「アイデアが湧く」という感覚が分かりませんでした。 ...
【研究者の書評】数学が苦手な私でも相対性理論を楽しめた本。
数学が大の苦手な私でも、相対性理論の面白さに触れることができました。相対性理論の概念を知っておきたいと思い、この本を購入しました。フタバ図書(中国地方におけるBOOKOFF的な存在…分かる人には分かります笑)にて100円で購入。著者の佐藤勝彦氏は、宇宙論・宇宙物理 ...