とある三十路研究職の実験ノート

とある民間企業の研究開発者。管理職突入手前の30代。日々のアレコレを思うがままに綴ります。時々マスターズ陸上(短距離)。

カテゴリ: 書評

物理が苦手な私でも、1年間飽きずに読み通すことができた「高分子の物理」。この教科書を1年通読して、ポリマーの振る舞いを物理式で考える力が桁違いに強くなりました。 じっくり腰を据えてポリマーを極めたい。そんな人におススメの1冊です。 ------- 〇「高分子の物理 ...

新撰組副長として有名な「土方歳三」の生涯を描いた歴史小説「燃えよ剣」前回は、新撰組の絶頂期までを描いた上巻についてレビューしました。(詳細はこちら『「燃えよ剣(上巻)」は、研究開発のチームビルディングに役立つ点が満載だった話』)今回は、幕府軍と運命を共に ...

僕は歴史小説が好きです。この前の休日に、「燃えよ剣」という歴史小説を読みましたが、存外に研究開発に活かせる視点が多いことにびっくりしました。今回は、僕が感じた「びっくり」を紹介します。  〇「燃えよ剣」とはどういった小説なのか? 「燃えよ剣」とは、司馬遼 ...

ここ一ヶ月ほど、「本質を捉えられており、かつ実際の結果に結びつく考え方とはどのようなものか」と悩んでいた。答えに近そうな知恵を得るべく、数多くの本にあたってみた。その結果、以下の3冊が非常に役だった。①考える技術 大前研一 講談社文庫「考えるとは、頭で立てた ...

僕が新入社員で高分子をやることになった時、一番困ったのが「教科書選び」でした同じ思いを抱く新入社員の方も多いようで、「オススメの教科書を教えてください」とのご質問を何件か受けました。私が使って良かった教科書を紹介します。-------まず読むべきは「Introduction ...

本書は、山本兼一さん作の歴史小説だ。「夢をまことに」一介の鉄砲鍛冶(名は一貫斉)が、望遠鏡・ボールペンなど様々な発明品をつくりだす。その発想の量と質の高さから、一貫斎は「日本のダ・ヴィンチ」と呼ばれている。-------民間の研究開発者にとって、以下の問いは至上 ...

研究テーマを魅力あるものに高めるには、日々アイデアを出すことが大切です。アイデアの出し方・活かし方のコツを知っておくことは、研究職にとって死活問題と言えます。そこで今回は、研究職に応用できそうなアイデアワークのビジネス書を紹介します。-------アイデアに関す ...

研究テーマを魅力あるものにするためには、日々アイデアを出して改善を繰り返すことが不可欠です。しかし、アイデアの出し方など習う機会が無いため、アイデアをどう捻り出せばいいか分からない人が大半でしょう。私も、「アイデアが湧く」という感覚が分かりませんでした。 ...

数学が大の苦手な私でも、相対性理論の面白さに触れることができました。相対性理論の概念を知っておきたいと思い、この本を購入しました。フタバ図書(中国地方におけるBOOKOFF的な存在…分かる人には分かります笑)にて100円で購入。著者の佐藤勝彦氏は、宇宙論・宇宙物理 ...

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