とある三十路研究職の実験ノート

とある民間企業の研究開発者。管理職突入手前の30代。日々のアレコレを思うがままに綴ります。時々マスターズ陸上(短距離)。

カテゴリ: 研究開発について

この前、休日に読んでいた小説の中で、心の琴線に触れる一説が目に留まった。主人公は元刑事、熱意溢れる働きぶりだったが、とある事件をきっかけで退職。その後は警備会社に転職したが、刑事への熱を忘れるため、わざと楽な職場環境に流されていくうち、心の芯から腐ってし ...

今朝、課長から「3代前の研究開発所長(今は関係会社の社長)が、『当研究所に来て若手社員向けに講演会をしたい』と言ってきたぞ!」と連絡を受けた。3代前の所長は、僕が入社してからの半年間、当研究所の所長だった。入社当時に「研究者とはどうあるべきか」を熱く語って ...

この前、研究所長との人事面談があった。内容は人事希望で、異動したい要望があれば聞き入れる...といったものだった。僕はその面談で、知財部への異動を申し出た。これまで僕は、ずっとこの研究所にいたいと言っていて、その希望は幸運にも聞き入れられ続けてきた。ここに留 ...

つい先日、僕は久しぶりに自分の手を動かして実験をした。重い検討が一区切りした時で、特許を書いたり報告書を書いたり...と文書作業の日々だったので、実験をするのは少々新鮮な感じだった。...その一方で、この夏は猛暑が特に激しく、仕事のプレッシャーもあって僕は体重 ...

僕が1月付で異動した部署は、前部署よりも研究テーマの数が少ない。なので、忙しい時は忙しいが、テーマがひと段落して相手待ち...などという時はとことん暇になる。今が正にそのタイミングで、僕はこの暇な時間が大嫌いで大の苦手だ。僕は目の前にやる事があると、それに全 ...

僕は今、食品も扱う部署に在籍している。今やっている検討で、これまでは非食品分野がターゲットだったのだが、今度から食品分野も対応していこう...ということになった。しかし今使っている原料は非食品用途のため、新たに食品対応した原料を入手する必要が出てきた。そこで ...

企業の研究職たるもの、製造現場のフォローは不可欠で外せない"大事"な仕事だ。僕も例に漏れず、ここ最近は現場の依頼案件を処理する毎日を送っている。具体的には、とある田舎工場での製造工程に使われている精製樹脂の代替品を探してくれ...という案件だ。探す...とは少し ...

この1週間、僕はぶっ倒れていた。理由はアホらしいが、趣味(のはず)の陸上競技で、練習を頑張りすぎたからだ。2か月前に「これまでの自分とはケリをつける」と宣言した(記事はこちら)。そこから最初の1ヶ月は、「やりすぎないようにしよう」と恐る恐るで、やりすぎ基調な ...

この前、共同研究先とweb会議を行った。僕は今の部署に異動して5ヶ月。まだまだ新人扱いで、そのweb会議の議事メモも必死こいて書いていた。話があっちへ行きこっちへ行き、専門用語が飛び交う中、ついていくので精いっぱいだった。だけど今回は、異動して5ヶ月間で感じた議 ...

僕が今の課に異動して数ヶ月が経った。 畑違いの仕事をしており知識がゼロ、おまけに類まれなるポンコツの僕でも、ようやく案件を持てるようになり、心底ほっとしている。 案件の中身は色々だが、共通しているのは「新しい用途を思いついてほしい」ということ。 僕は前 ...

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