この秋、僕は"陸上競技者"としての生活に終止符を打った。思い返せば、社会人で新卒から丸9年、学生時代は高1から院M2までの9年間、計18年と半年、(実力はともかく形だけは)競技者として走り続けてきた。陸上を第一に考え、他は支障があるようであれば躊躇なく切り捨てる。 ...
カテゴリ: 陸上競技・ランニング
【陸上】物理的に完走の見込みがない試合に出た理由【ケジメ】
ここに陸上のことを書くのはずいぶんと久しぶり、もしかすると初めてかもしれない。先週、陸上の試合に出場してきた。種目は100mと110mハードル。本命は110mハードルだった。この種目は、高さ1m強のハードルを10台跳び越えなければならず、ハードルはとても重い。そのため中 ...
練習日誌のご案内
趣味でやっているマスターズ陸上(短距離)の練習日誌ブログを始めてみました。ご興味ある方(ほぼいないと思われますが)はご覧ください。途方も無い鈍足男が持病の合間を縫って細々と走り続けている様が綴られておりますので。パスワードは私のゼッケン番号になります。 ...
【雑感】整わない環境で無理をしたところで
昨日、英語のリスニングで成功体験をしたという記事を書いた(記事の内容はこちら)。その中身が陸上競技のトレーニングにも当てはめられそうだ、と感じ、しばらく思考を巡らせていた。閃いた事があったので以下に示す。-------僕は今まで、満遍なく鍛えて強くなろうとするア ...
【気付き】洞察力を得るまでにどれだけの積み重ねが必要か
昨日、東京五輪で蘇炳添が100mでアジア新(9秒83!!)を出した。その結果をtwitterで知った翌日(つまり今日)、僕はいつものように坂ダッシュをしに行った。いつもの坂で、いつものように走る。メインは60mを5本。最近「脱力した方が上手く走れる」と気づき、ここ数週間は ...
【トレーニング】苦手な事に少しだけラクに手を付ける方法
僕は300m系のメニューが苦手だ。200mは加速区間で上げたスピードを維持するだけで到達できるが、300mはアクセルを再度吹かさねばならず、体力をべらぼうに使うからだ。でも速くなるためにはやらねばならぬ時がある。鍛錬とはそういうものだ。そんな時、僕はなるべく練習の始 ...
【研究vs陸上】ブレる自分とブレない自分
陸上をやっている時の自分は、すごくブレブレだ。あのトレーニングもいいんじゃないか?いやいやこの練習方法もいいだろう。こんな具合で、1ヶ月もすると全く別の事をやっている。効果のありそうな手法への目移りが激しく、自分がやっている事に一貫性が無く、その結果脚は全 ...
【陸上競技】この1年間、僕がなぜ速くならなかったのか
僕が陸上競技の短距離走を始めて早1年と少し。この1年、最低でも週4では欠かさず走ったし、それなりの強度も保ち、トレーニングも欠かさなかった。なのに、殆ど全くといっていいほどタイムは縮まらなかった。何故僕は速くなれなかったのか。この問いから始める必要がある。-- ...
【陸上】身体づくりに本気を出しすぎて失敗した話。
珍しく陸上の話を書く。大学の時、練習をただハイレベルにこなす事だけを考えていたら、練習に嘘をつかれた話だ。僕は高校1年から陸上競技(中距離)を始め、大学4年時に念願の800m1分台を出した。-------大1~大3時の冬期は冬のメニュー(起伏走、サーキット)を人一倍頑張っ ...
"レベルが上がれば面白くなる"は、ある意味幻想だ。
今日のお仕事・溶剤代替品の成分分析・反応の仕込み・文書作業連休明けの仕事は、職場に居るだけで体力を削り取られる感じがする。分析は正確な結果が得られるので面白い。-------才能の話。僕は、長距離走に才能がある。自分で言うのもアレだが、他のスポーツに比べれば、少 ...