前回(記事はこちら)は、勉強のアウトラインについて記しました。
今回は、私が実際にやった勉強の内容について、記載していきます。
この試験を受けようとする方のお役に立てれば幸いです。

-------

〇勉強の流れ
試験勉強自体は、8ヶ月前から開始しました。
年末に「エネ管は難しい試験みたいだからなぁ...少しずつでも手を付け始めたほうがいいな」と思い、年明けとともに勉強を始めました。

8か月の流れは↓のような感じでした。

-------

① 1月~3月:勉強法のリサーチ→過去問PDF(教材③)を自己流で解く

まず一番初めにやったことは「合格者はどういう勉強をしたのか」ということ。
ネットで検索し、複数の合格体験記を読むうち、傾向が見えてきました。
主な傾向としては、
・「一番難しいのは課目II。ここだけは重点的にやっておいたほうがいい」
・「他の3課目は、課目IIを理解すれば自ずと点数が取れるようになっている」
・「難易度は課目II→IV→IIIの順。IIIは最後にちょろっとやるだけでOK」
というもの。
なのでひとまずは↑に従い、課目IIをやることにしました。

とは言っても、この頃から参考書でガチガチに固めてはおらず、むしろ遊び半分でいました。
「出来るだけお金をかけずに合格してやろう!」的な、妙な意気込みを持っていました。

そのため、この3ヶ月でやったことは、「公式HPから過去問を引っ張ってきて、ひたすら解く」のみ!でした。
解答も正答の番号だけ掲載されていたので、解いた結果と解答の番号とを突き合わせて、「どこで間違ったんだろう...」と四苦八苦していました。
当然ながら最初は分からないことだらけ(なにせ連続の式もベルヌーイの式すらも知らなかった!)だったので、大問1つに1週間かけたこともありました。
その間にやったことは、ひたすらネットや書籍で調べて考えて...ということ。
仕事場に物理学の教科書が何冊か転がっていたのは本当に幸運でした。

こんな感じで、硬い岩盤を1cmずつ掘り進めるような勉強でしたが、パズル感覚でとても面白かった。
思い返せばこのころが一番楽しい勉強時間でした。
そして、少なくとも課目IIに関しては、こうやってウンウン唸りながら謎解きし、式を導出し...という過程の中で培われた"緩やかな地力"が、試験本番まで下支えしてくれたように感じます。

-------

② 4月~7月中旬:参考書を覚える(教材①)

しかしながら、当然のように独力で過去問を解くだけでは限界が見えてきます。
また、法令のような暗記課目は、参考書なしではまず攻略できない...ということも実感しました。
そこで、課目IIの過去問解きはひとまず3月いっぱいまでとして、4月からは参考書の丸暗記に入りました。
使用した参考書は、前回の記事(こちら)に記載していますが、特に精査はしませんでした。
なので他の参考書を見ていないのですが、少なくとも合格点に達するレベルで良いのであれば、↑の記事に上げた参考書(TAC出版のやつ)で十二分だと感じています。

この頃から勉強にかける熱意が下がり始め、勉強に割く時間も下降。
今思えば心身が限界に来ていたのかもしれませんが、それは言い訳。
1時間の勉強時間が30分になり、20分になり...。
加えて5月頭からは休職期間に入り、時間時間は更に減少。
最終的には朝の10~15分に収まりました。
 
ちなみに勉強時間がこれだけ減ったのは、①他にやりたいこと=今までの自分を顧みて、新しい生き方を模索するため本を読むこと、ができたから ②他の受験者たちが働く中必死に勉強時間を削りだしているのに、僕だけのうのうと勉強時間を確保するのはフェアなのか?という気持ちがあったからです。
特に②に関しては、同じ陸上競技者で試験合格を目指す方がおられたので、そのお方を出し抜くようなことはしたくなかった...という思いがありました。

そんなこんなで1日10分程度の時間でしたが、毎日1~2テーマのペースで進めることができ、最終的には2周しました。
勉強時間10分のうち、1~2分は前日の復習(ざっと読み流す程度でしたが)をしたのが記憶定着に良かったと実感しています。

-------

③ 7月中旬~8月:過去問を解く(教材②)
この頃になってようやく過去問に手を付けました。
正確には、課目II以外の3課目。それぞれ課目I、課目IVは過去3年分、課目IIIは予備知識で解けそうだったので過去2年分だけ解きました。

ここで重視したのは「参考書の内容がどれだけ回答向けとして引き出せるか」ということでした。
注意点は課目Iの法令問題で、参考書の覚え方だけでは実際の問題に応用しきれませんでした。
そこで、間違えたところを入念に解きなおし、参考書で得た知識を試験の型にきちんと応用できるように整えていきました。

あとは有効数字の考え方です。
私は大雑把なところがあり、「有効数字の最後の1桁が1違っていても、考え方があっているので正答だろう」としていましたが、試験直前になるとその誤魔化しも通用しなくなり。
しぶしぶ、この試験における有効数字の考え方を公式HPやネットから拾い、その考え方を過去問回答の中で定着させていきました。
有効数字の考え方について、大雑把に注意すべき点は以下の2つでした。

① 計算途中では、解答欄の有効数字+1桁で計算し、最後の1桁は「切り捨て」にする。
② ①で出した解答に関しては、有効数字+1桁は四捨五入して、有効数字に合わせ込む。

しかしながら、↑の考え方で計算しても、いくつかの答えは有効数字の最後が微妙に合わず失点してしまっていたので、この考え方自体が間違いの可能性もあります。

-------

...またしても、予想以上に長くなってしまいました。
今回はひとまず更新できましたが、次こそいつになることやら...。
最近とみに仕事が立て込んできたので、長い目でお待ちいただければ。