おはようございます、rd_chemです。

巷では、「残業代を稼ぐよりも、その時間で自己研鑽した方が、将来得る収入は多くなる」という主張をよく耳にします。
自己研鑽でスキルアップした分、社内での評価に反映される・新しいビジネスを始める、などして収入が増える、という仕組みです。

「この主張はどこまで現実に即しているのか?」と、ふと気になったので、自分を標本にして考えてみることにしました。

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私の先月の手取り(再掲)...。

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私の残業環境の変化

私は、かつては残業代をあてにしていました。
しかし当社では、働き方改革の推進により、今年度から残業を5時間以内で抑えなければならなくなりました。
残業代を稼げなくなった瞬間に、私は残業をスッパリとやめました。
(今思うと、非常に『現金』な話です)

すると、残業代の分だけ手取りは減りましたが、同時にいくつかのプラスも舞い込んできました。
今回は、残業があったときと今を比較したいと思います。

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残業があったとき、無いとき

①残業時間
残業していたとき:30~40時間/週
今:0~5時間/週

元々残業は少ない会社でしたので、頑張って残っても40時間程度でした。
今は、週5日のうち3日ほどは定時ダッシュです(笑)


②収入の手取り
残業していたとき:約350万円
(基本手取り16万+残業代6万)×12 + (賞与手取り40万)×2 = 344万円
今:約270万円
 (基本手取り16万)×12 + (賞与手取り40万)×2 = 272万円

収入は20%程度落ちましたね。
しかし、収入が減った実害を感じることはありません。
案外、減った収入の中でやりくりできるものです。


③読んだ本の数
残業していたとき:1冊/週(娯楽小説のみ)
今:5~6冊/週(教科書、ビジネス書、古典など多岐)

読んだ本の数は、自己研鑽の指標として適当だと思ったので記載しました。
残業していたときは、「残業代稼げればいいや」と思い、成長の意欲がなくなっていました。
今は、勉強しただけ自分に返ってくることが分かったので、暇さえあれば何かしらインプットしています。


④仕事への前向きさ
残業していたとき:ゼロ
今:加速度的(?)に増加

残業代を稼いでいたときは、「とにかく残っていればお金がもらえる」と受け身になってしまい、仕事=時間つぶしのツマラナイものと思ってしまっていました。
しかし、残業ができなくなったので、余った時間で(仕方なく)勉強に手を付けました。
すると、勉強した内容が仕事と結びつく瞬間があり、「面白いなぁ!」とやりがいを感じました。
また、ダラダラ残業で消耗していた体力気力を、新しいことへのチャレンジに振り分けることができています。

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まとめ

・金銭的な収入は確かに減る
・勉強したくなる
・新しいことに挑戦できる環境が整う

今は精神的なリターンが大半です。
金銭的なリターンが発生するようになった時に、改めて報告したいと思います。
一つだけ言えることは、「残業代稼ぎをしていたときには二度と戻りたくない」ということです(笑)

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私は、残業代稼ぎをされている方には、一度でいいので定時で帰ることに挑戦してほしいと思います。
お金では買えない充実感を得ることが出来ます。
そうして得られた充実感は、必ずや仕事とプライベートに波及し、金銭面にも精神面にも大きなリターンを生んでくれると思っています。