〇私が実際に抑えた勉強箇所

・過去問11年分の傾向を踏まえ、頻出or重要と思われた箇所

・勉強を進める中で押さえておいた方が良いと感じた箇所

 

これらを以下に纏めてみました。

勉強される際にでもご参考ください。

 

 

 

〇大規模水質特論

CODは水系中の有機物汚染の指標として採用

・港湾以外の多くの海域はA類型(COD 2mg/L以下)

・物理拡散モデルでは富栄養化した閉鎖系海域のCOD分布の予測が不可能

・水質総量規制は制度化(1978年~)

 →COD内部生産の達成率の上昇には及ばず

・閉鎖性水域では汚染物質は滞留→下記の成層期に顕著

・拡散 力学的に受動な物質2つ、受動でない物質2

 

・流体力学モデル

 ・エスチャリ―の流動場の解析に用いるモデル

 ・三次元マルチレベルモデルの特徴

  ・流体は回転する粘性・非圧縮性流体として扱う

  ・コリオリパラメータは均一

  ・鉛直方向の運動は静水圧近似

  ・下記数式の暗記

   ・水平方向の流体の運動方程式

   ・連続の式

   ・熱(塩分)の保存式

 ・生態系モデル

  ・食物連鎖の段階 第13栄養段階の内訳

  ・低次栄養段階の拡散方程式の暗記

  ・河川のL-Q曲線

   ・概要と数式

   ・データが揃わない場合は月/季節ごとでも解析が可能

  ・エスチャリ―内での負荷量の推定

   ・窒素りんに関しては現地調査により把握が必須

   ・栄養塩の溶出速度の近似式

   ・海域の大気からの窒素供給は大きい PM2.5NO3-N

 ・植物プランクトンの増殖速度

  ・最大可能増殖速度は温度の関数で表される

  ・光合成速度はミハエリス-メンテン様式

   →強光阻害効果を反映した数式もある

  ・水中での光強度の減衰はランバート-ベールの法則

  ・栄養塩(窒素りん)の摂取はミハエリス-メンテン式

   ・リービッヒの最少率、半飽和定数

  ・植物プランクトンの増殖を決める因子3つ 各因子の積で決定

 ・溶存酸素

  ・海洋生態系モデルの利点

  ・飽和溶存酸素を求める2つのパラメータ

   ・weissの式

 

 ・処理水の再利用

 ・カスケード利用

  ・説明と実際の例

 ・循環利用

 ・再生利用

  ・局部的/工場単位/地域的再生利用の説明と最も経済的な処理方法

 ・解放循環式冷却水系の水収支

  ・蒸発損失量 約5.8℃の温度さで循環水の1%がロス

  ・濃縮倍数の定義、数式

   ・濃縮倍数絡みの計算問題は頻出

  ・直接冷却系では排水を処理後、冷却塔で冷却する

  ・半導体製造工程の排水は高純度のため再利用に適している

 

・大規模設備の対策

 ・鉄鋼業

  ・安水=コークス炉ガス精製排水

  ・鉄鋼の製造工程

  ・安水

   ・石炭重量の7割はコークス、3割がガス

   ・安水の生成過程

   ・冷却方法2

  ・安水の処理

   ・前処理

    ①NH3, CNの除去(安水蒸留/排水ストリッパー)

    ②油分除去(コークフィルター)

    ・活性汚泥の阻害防止のため

   ・活性汚泥

    ・除去の対象物質

    ・凝集沈殿による除去の対象物質

  ・熱間圧延排水

   ・直接冷却水、間接冷却水中の汚濁物質

  ・冷間圧延/表面処理排水

   ・各排水中の汚濁物質

   ・Cr(VI)の還元に使われる化合物

   ・pH調整に使われる化合物

 

 ・石油精製業

  ・主要な汚染項目

  ・排水の種類

   ・各排水の処理方法

    ・プロセス排水、事務所排水、ポンプ冷却水、バラスト水、ボイラー給水処理、冷却水、雨水

    ・プロセス排水とバラスト水に関する問題は頻出

  ・排水の処理方法

   ・オイルセパレータ処理のみでは目標値に不十分

  →活性汚泥処理を下流に位置

 ・BOD, COD, フェノールは吸着しにくいモノを活性汚泥で吸着しやすさアップ

  →下流にろ過/活性炭処理を

 ・排水ストリッパーでH2S, NH3を加熱処理

  →塔底水は再利用する

 

・紙・パルプ

 ・パルプ製造工程

  ・蒸解

   ・白液の構成成分と機能

  ・洗浄

   ・洗浄の方式

   ・黒液中に含まれる成分

  ・薬品回収

   ・黒液中のNa, Sを回収

   ・黒液を濃縮

   ・水蒸気は温水として再利用

   ・無機物の再利用工程

  ・酸素脱リグニン

   ・リグニンの分解条件

  ・漂白

   ・ECF漂白の説明とメリット

 ・抄紙工程

  ・各工程の暗記

 ・排水処理

  ・対象となる汚濁物質

   ・活性汚泥+凝集沈殿の2段プロセス

  ・活性汚泥への送水は夏季は冷却した後に送る

  ・凝集沈殿は硫酸バンド+陰イオン系高分子を用いる

  ・フロック含有排水はクラリファイヤーの中央から外周へ向かう

   →その間に沈降、清澄水は外周よりオーバーフローで回収

  ・スラッジ処理

   ・ベルトプレスorロータリープレス脱水機

   ・凝集沈殿からの汚泥は初沈槽からの汚泥と混合 脱水性の改善のため

    →陰+陽イオン系の高分子凝集剤で処理

   ・スラッジボイラーの焼却灰はセメントへ再利用

   ・スラッジボイラーは流動床式

  ・紙排水の処理フロー

 

・食品

 ・ビール工場

  ・各工程の排水は総合排水として集められて一括処理

  ・排水処理はUASB+活性汚泥の2段式

  ・UASBのメリット4

  ・COD総量規制に対応する場合の追加処理項目

 ・清涼飲料水

  ・水質変動が大きい

   →滞留時間を長く取るラグーン方式が良い

  ・ラグーン方式のメリット