〇私が実際に抑えた勉強箇所
・過去問11年分の傾向を踏まえ、頻出or重要と思われた箇所
・勉強を進める中で押さえておいた方が良いと感じた箇所
これらを以下に纏めてみました。
勉強される際にでもご参考ください。
〇水質概論
・水質汚濁防止法 条文
・第1条 全文丸暗記
・第2条
・1項 全文丸暗記
・2、4、8項 概念の理解
・第4条の2 主体(環境大臣が)
・第5条 1~3 届出が必要な項目
・第7条 届出先
・第8条、9条 各条件(日数、命ずる項目...)
・第13条 第1項 全文丸暗記
・第14条 第1項、5項 記録保存する内容 汚染状況の測定or定期点検
・第14条の2 1~3 被害のかかる先 人の健康又は生活環境 or 生活環境のみ
・公害防止管理者 水質1~4種が必要となる条件
・1.5万m3/日以上、有害物質の有無
・汚濁負荷量の測定頻度 日平均排出量 50m3~400m3
・水質公害の歴史 古い順 足尾銅山-イタイイタイ病-水俣病-新潟水俣病-PCB-ナホトカ号-ダイオキシン
・公共用水域の水質
・健康項目
・環境基準の達成率と超過項目 川・湖・海ごとに 超過No.1はヒ素
・最多の原因は自然由来
・環境基準は年間平均値 全シアンのみ年間最大値
・生活環境項目
・環境基準 平均値の日間/年間の別 BOD/CODは75%値
・達成率(BOD/COD) 川湖海ごとに 港湾は東京/伊勢/大阪/瀬戸内海の達成率
・達成率(りん/窒素) 湖と海の違い
・達成率(水生生物保全) 全亜鉛/底辺DO
・要監視項目
・健康項目→超過あり 川湖海ごとに超過物質
・生活環境→超過無し
・地下水の水質
・環境基準の超過率と超過項目 超過No.1は窒素
・要監視項目の超過項目
・海洋汚染
・汚染要因 油>廃棄物>有害性液体
・水質汚濁の原因
・工場排水<し尿浄化槽の維持管理
・人口産業が集中する地域では下水道の整備が追い付いていない現状
・主要港湾において総量規制(COD、窒素、りん)を実施中、生活排水の割合が多くなっている
・水質汚濁の発生源
・植物プランクトン体組成比(レッドフィールド比)
・汚濁物質原単位
・有機汚濁指標
・底辺DOの低下に伴う悪影響
・BODの測定方法
・湖海がCODを採用する理由
・CODの酸化力 Mn<Cr
・BOD
・水温20℃の純水への飽和O2量
・N-BODとは
・生物の生育に良好/不適/必要最低限な溶存酸素量
・COD
・COD(Mn)とCOD(Cr)の違い
・環境基準はCOD(Mn)
・TOC
・定義と測定方法
・SS
・定義と大きさ 2mmパス&1µmに引っ掛かる
・VSSとは
・溶存酸素
・10℃/20℃/30℃の水に溶解する溶存酸素量
・透視度
・透視度計の使い方
・大腸菌
・ふん便性大腸菌群数の検出温度
・ふん便汚染を受けていない環境中の大腸菌も検出されうる
・富栄養化指標
・富栄養化の原因となる物質指標と程度を表す指標
・3大栄養素 カリウム、りん、窒素
・1gの植物プランクトンはCOD(Mn)で約0.5g
・内部生産とは
・窒素
・全窒素の定義
・植物プランクトンに利用されやすいのはアンモニア/硝酸性窒素
・アンモニア性窒素は高濃度で毒性
・りん
・底泥沈降りんと水中りんに2分
・全りんの各区分 オルトりん酸、重合りん酸
・クロロフィルa
・富栄養化指標として閉鎖水域では必須
・植物プランクトンの指標としては~aのみの測定が多い
・透明度
・有効層、補償深度の定義
・pH
・富栄養化によりpHは上昇(pH12程度まで)
・富栄養化による障害指標
・異臭味物質/生体毒性物質の2つ
・異臭未物質:2-MIB, ジェオスミン(カビ臭)
・生体毒性物質:ミクロキスチン ミクロキスティスが産生
・ミクロキスチンLR WHOの基準と日本の基準、シアン化カリウムの60倍の毒性
・汚染微生物指標
・O157、クリプトスポリジウム
・O157の各特性 毒素、症状、100個単位でも感染
・クリプトスポリジウムの各特性 ミルウォーキーで最大規模感染、下痢
・化学物質の環境への排出管理
・PRTRの届出対象は取扱い1t以上から
・排出移動量の要因Top2 廃棄物、大気への排出
・排出量Top3の物質 トルエン、マンガン、キシレン
・製造業の生活環境への影響
・各項目排水に該当する産業
・有機性汚水が生活排水レベル
・有機性&有害性物質を排出
・pH、SSが問題となる排水
・安水=コークス工程水
・含有物質、安水ができる過程
・製造業の人の健康への影響
・各物質が排出されうる産業 カドミウム、シアン化合物、六価クロム、ヒ素、TCE、ジクロロメタン、ベンゼン、セレン、ホウ素、フッ素
・汚濁機構
・汚濁負荷量=汚濁濃度×排出水量
・発生負荷量、排出負荷量の定義
・BOD発生原単位 40~55g/人日、排水量原単位 200~400L/人日
・人口当量とは
・流達率 農村部/市街地、算出方法
・河川の汚濁機構
・河川の役割3つ
・拡散係数は大きいほど短時間・短距離で拡散する
・自然浄化作用について
・濃度変化の拡散方程式 濃度変化=移流項+渦拡散項+自然浄化項+流入項 記号が±どちらなのか
・貧酸素状態になると硫化水素が発生するメカニズム
・溶存酸素垂下曲線の概形
・BOD濃度は流下方向に向かって指数的に減少
・河川の植生
・植生の種類 平均409種
・日本の河川植生の特色
・水質浄化実験 使用植物、効果3つ
・水質指標生物 水質-生物の組合せ
・植物の生活型と植物種の組合せ 抽水植物、沈水植物...
・海域
・エスチャリ―の定義と説明
・正/負/中立のエスチャリ―について
・正のエスチャリ―の区分
・エスチャリ―循環の駆動原理、時計/反時計回りの別
・潮汐の周期成分
・フラッシング時間の算出方法 塩分濃度により算出可能
・生態系モデルとは、物質循環を解析するための定量的モデル
・貧酸素水塊の吹送流循環による湧昇が青潮を引き起こす
・富栄養化
・赤潮は植物プランクトンの異常発生により生じる
・レッドフィールド比
・青潮の発生メカニズム
・夏季は成層形成→DO低下→硫酸イオンの酸素が消費→H2S発生→腐った底層が表面へ
・硫黄コロイドによる海水の白濁
・りん循環
・冬季と夏季の循環の違い
・窒素循環
・ニトロソモナスとニトロバクターが関与する反応の違い
・硝酸塩濃度は水深が深くなるにつれて上昇
・NH3は浅場でリッチ
・好気的な堆積物中では、NH3は表面へ溶出⇔硝酸塩は水ごと底辺へ引き込まれる
・貧酸素中ではNH3化が脱窒より優勢になる
・水質汚濁の影響
・毒物/劇物の定義 LD50の値
・金属の曝露経路3つ
・金属の生体影響の要因3つ 摂取量・侵入経路・化合物種
・複合汚染が抑制に働く金属の組合せ
・金属の毒性各論
・無機水銀とメチル水銀の標的臓器/症状、半減期
・メタロチオネインについて 肝臓で誘導生成、解毒作用
・リスク評価に関して
・リスク=危険有害性(ハザード)×ばく露量
・閾値ありの物質に関して使用する指標 NOEL/NOAEL
・長期間ばく露する物質へ適応する指標 TDI
・TDIの算出方法
・閾値が無い物質に適応する指標 VSD
・VSDの水道水の水質基準 10^-5の生涯危険率
・水銀
・金属水銀の体内の移動経路 赤血球→血漿or腎臓→尿
・メチル水銀とフェニル水銀の挙動の違い
・ヒ素
・毒性が強いのは3価
・体内で有機化→弱毒性のメチル化ヒ素化合物へ→尿中へ排泄
・慢性中毒の症状
・セレン
・人体の必須元素、欠乏時の症状名
・肝臓でメチル化→呼気/尿中から排泄
・クロム
・毒性が強いのは6価
・クロム化合物の吸入による症状
・シアン
・毒性の発揮メカニズム シアノヘモグロビン→チトクロムオキシダーゼ阻害
・ミトコンドリア内のロダナーゼにより弱毒性のチオシアン化合物へ→尿中へ排泄
・有機化合物の毒性各論
・農薬
・有機りん剤の毒性発現メカニズム
・有機塩素剤の種類
・殺菌剤の種類
・除草剤の種類
・PCBsの特性 塩素数と残留性、症状、公害名、腎/肝疾患を伴わない
・TCE、PCEの挙動/毒性の違い
・TCEは生体蓄積されにくい&発がん性
・PCEは脂肪へ分布しやすい
・農業への影響
・影響を与える4要素 塩分/有機物/栄養塩/重金属
・農業用水基準の決定方法 水稲に被害を与えない最大濃度
・各要素が植物に及ぼす症状
・有機物、pH、SS、電気伝導度、ヒ素、亜鉛、銅
・富栄養化により減少する生物群 水生植物、動物プランクトン、底生生物
・水質汚濁防止対策
・環境基準とは
・環境基準の項目数
・近年変更された環境基準項目とその値
・人の健康の保護/地下水の環境項目の違い
・上乗せ排水基準とは
・全都道府県で設定あり
・特定事業所の数 1位旅館業
・生活排水対策
・汚水処理人口率の数値 全体、下水道普及率、浄化槽普及率
・コミュニティプラントとは
・下水道の2方式とその問題点
・単独処理浄化槽について 新たな接地は禁止、今なお50%
・浄化槽の7条検査と11条検査について
・閉鎖性水域は、東京湾・伊勢湾・瀬戸内海にて総量削減の実施(COD、全窒素、全りん)
・地下水は都道府県知事が汚濁を監視→環境大臣へ報告
・公共用水域は環境省が資金助成&国土く通商が測定を実施
コメント