今日の業務、書くの止めました。
自分で見返してみて、自分の仕事の実態がイメージできなかったので。
こういう「加えては削って」も大事だ、と自分に言い訳しつつ。
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日本人は「削る」という行為がトコトン苦手だ、と思っている。
付け加える・蓄え続ければ、無限に成長の階段を登れる、と信じている部分が大きい。
僕の会社でも、この傾向は鮮明だ。
過去に作られた銘柄がいつまでも残っている。
1社にしか販売していない銘柄がいつまでも残っている。
たった数トン/年のために設備を動かすコスト、製造部が維持し続けるコスト...。
最近になってようやく、銘柄の整理が始まったところだ。
削るのにもコストが必要だ。
心理的なコストは不安と痛み。この2つのファクターを避けたいあまり、どうしても保持の方向に走る。
特に大きいのは不安だ。
削る事で力が落ちるのではないかと必要以上に怖れ、腐りかけた部位を切り落とせない。
実際には、想像よりも力の落ち幅は小さく、削った余力を別の活動に回す事で、却ってパフォーマンスアップする方が多い。
直近の例では、コロナ禍中において、陸上競技で好記録が続出した事だ。
今まで積んでいたトレーニングができなくなって練習を考え直したことで、無駄が省かれ疲労が減った。
削る事は活力を生み出す。
日本人に足りないのは、この活力(とそれに対する理解)だ。
逆に、日本以外の国ではどうして積極的に削れるのか、疑問に思う。
教育されているから?農耕民族と狩猟民族の違い?
それとも僕が誤認しているだけで、本当は世界中どこでも「損切り」を恐れているのだろうか?
この辺りはぜひともご意見を伺いたいところである。
世界のスタンダードが日本型であれば、貯め込めるだけ貯めこむスタイルを正す必要はない。
しかし、立つフィールドが削る力を求めているならば、それに適応しなくてはいずれ滅びる、と僕は思う。
僕はこのブログで書き方・書く内容を変えては削ることで、削る力を鍛えている...と言い訳しておく。
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