今日の業務
・樹脂体の機械分散 2バッジ
・昨日作ったサンプルの組成分析
・溶剤代替品の組成分析
装置相手に動く実験×3で、朝からてんてこ舞い。
昨日の早出残業のダメージが地味に響く。
こういう地味な疲れは思考をべた付かせて良くない。
-------
心に響く自らの声についての話。
僕は何か行動する時に「ネガティブな自己評価の声」が頭に響く。
例えば
・何で○○をせなあかんねん。
・(失敗に対して)何でやねん!
・ほら...~失敗した...
というように。
その声は「幼少期に母親が投げていた声」だった。
僕の母親は少々ヒステリックな所があって、やる事なす事に否定的なボヤきを発していた。
特に「何でやねん!」という、原因を尋ねるのではなく感情を発散させるために語尾を強めるこの言葉は、時々僕の背筋をぞっとさせた。
書いている途中で思い出したが、この心の声は、凡人の僕が人並み以上になるための生存戦略でもあった。
僕は中学生の頃まで、人に誇れるものが何一つなかった。
成績は良くて中の上。運動はからっきし、芸術のセンスも無い。
だからこそ、高校入学を期に、何かで"上"に昇りつめたいと切に願った。
そのために選んだのが勉強だった。
凡人がいい成績を収めるには、とにかく努力を積むのみ。僕は、努力する原動力として「まだ足りない」という危機感を利用する事にした。
そこで利用したのが、先述のネガティブトークだった。
今の自分はまだまだ足りない所があると感じる事で、さらなる努力を積める。
凡人の僕でも某国公立大に入学できたので、一応効果はあったのだろう。
しかしいつの間にか、この「今の自分をトコトン貶める」事が当たり前になっていった。
気づかないうちに、自分を否定する言葉が背景化してしまっていた。
恐ろしい事に、今までずっと、この足を引っ張る心の声が当たり前だと思っていた。
気付いたのはつい1ヶ月ほど前。
幸せを感じたいと思い、前向きに物事を捉えなおすセルフトークをやってみた。
セルフトークをするうえで「今まで自分はどんな声を自分に投げかけていたのだろう」と疑問に思い、意識してみた。
すると、想像以上にネガティブな言葉が、文字通り嵐のように飛び交っていた、というわけ。
幸いなことに、自分に優しいセルフトークを心がけたら、1ヶ月ほどで効果が出てきた。
まず僕は、ネガティブトークが出る場面を主要な3つに絞りこんだ。
僕がネガティブな言葉を発するのは、以下の3場面だった。
・躓いたときに出る「何でやねん!」
・仕事を前にした「だるいわぁ」
・失敗した時の「ほら、出来なかった」
そして、各場面において、優しい言葉に言い換えるようにした
・何でやねん!→まぁそういう時もあるか
・だるいわぁ→さっさと終わらせよ
・ほら、出来なかった→次はうまくいくさ
すると、1週間ほどで優しい言葉が定着し始め、1ヶ月もすると、意識せずとも「そういう時もあるか!」と切り替わるようになった。
最初は半信半疑だったが、思った以上に効果があった。
そして、優しい言葉の割合が増えるにつれ、幸せを感じる機会が増えた。
以前と同じ日常を過ごしていても、「あぁ、今日は気持ちがいいな、しあわせだな」としみじみ感じるようになれた。
長々と書いてしまったが、一番問いたかったことは以下の一言。
「あなたの心の声はあなたに優しいですか?」
セルフトークは思った以上に自分を縛る。
どんなセルフトークをしているのか把握し、その根源をつかみ、主要なものを置換えてみると、いいことがあるかもしれない。
コメント