社会人でよくある悩みが「同期が自分より早く昇進した」というもの・
昇進したくない自分には無縁...と思っていましたが、いざ直面すると嫉妬心が湧きました。
自分ではどうしようもない初期設定中で生き抜く覚悟が、僕にはできていませんでした。

-------

■僕の同期は忙しい部署で管理職並の仕事をこなしていた
研究所配属されて6年間、ずっと一緒だった同期が1人います。

彼は、同じ研究所ですが、僕とは違う部署にいます。
その部署は小さな部署で、人手不足。
同期の彼は、入社2~3年次から管理職クラスの仕事を任されていました。

彼は、今ではその部署のナンバー2。
英語も堪能で、企業活動の一環で論文も執筆しました。

そんな彼が、1年早く昇進する事になったと人伝に聞きました。
つまり、僕よりも1年早く位が上がる。


■昇進は順当だが、心のどこかが痛い
彼の置かれた境遇、こなした仕事を考えると、昇進は順当で、むしろもっと早くに昇進すべきだとすら思います。
しかしその一方で、何とも言えない心の痛みを強く感じています。

早い話が嫉妬です。
僕の部署は人手が比較的潤沢で、管理職の人数は事欠きません。
加えて、既存の顧客への販売ルートが確立しており、学会発表や論文投稿で情報漏洩のリスクを冒してまで新規販路を拓く方針ではありません。
なので、管理職の仕事ができるわけではなく、論文執筆もできません。
与えられた仕事はすぐに消化してしまい、暇を持て余しています。

こう思わずにはいられない。 
・上がもっと仕事を振ってくれたら
・もっと論文投稿や学会発表に理解を示してくれれば

むろん、僕自身が努力すればいいだけの話。
そうする努力を、僕は半ば意図的に怠ってきた。
仕事に悩殺される管理職の方々を見て「管理職にはなりたくない」と感じてしまったからだ。

驚いたことに、そんな諦め境地であっても、同期の飛び級昇進はショックだったことだ。


■昇進は時の運×その場所で闘い抜く覚悟
企業の研究開発において、置かれる場所というのは結果を出すうえで決定的だ。
そして、それと同じだけ大事なのが、その場所で最大限の力を出そうという意欲。

僕の同期は、小さな部署内で自分の力量を遺憾なく発揮した。
小さな部署なりの悩みも多かっただろう
しかし彼は、小さな部署ならでは利点に着目し、逃げる事もサボる事もせず、仕事に邁進した。

多分、同期の飛び級昇進は、働く人なら誰しもがショックを受けると思う。
なぜなら、人一倍昇進したくなかった僕が、心の痛みを感じたのだから。

場所を変える努力よりも、その場所で咲く努力を僕は薦めたい。
後に後悔しないために。

-------

僕が彼のようになれなかったのは、「この職場で闘い抜く覚悟」ができなかったからです。
多少条件が悪かろうと、最後は覚悟を決めて、揺るがなかった者勝ちだと痛感しています。

しかし幸運なことに、私もようやく最近になって、この職場で生きていく覚悟が固まってきました。
置かれた場所で咲く覚悟ができるまでにかかる時間は人それぞれですね。