断定口調で書いてしまいましたが、n=1の独断と偏見です。
しかし企業の研究職における忙しさの波は、思った以上に激しい。
何もやる事がない「凪」の時に、無駄に消耗しない技術を身に着けたいものです。

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■研究職の業務は、忙しい時と暇な時の落差が激しい
当社では、一日中てんてこ舞いの日があれば、文字通り何も仕事がない日すらあります。
・反応をかけた日は基本忙しいが、保持時間に入ってしまえば暇になる
・一番忙しいのは反応の翌日。できたモノの分析で1日中動き回る
・客先の至急案件が無いときはどうしても手持ち無沙汰になる
今はコロナの影響で、開発案件が少なく、やる事が限られます。

気付いたのは、暇な時にした事がその日の充足感を左右するということ。
SNSやネットサーフィンは、なんと社内でもできてしまう(!)のですが、その後空虚な気持ちになります。
論文を読むのは、読む前に活性化エネルギーが必要で、どうも自分の性に合いません。
(論文を純粋に楽しんで読める人が羨ましいです)。

そしてこれらとは逆に、「やって良かった」と感じる事もある事に最近気付きました。


■やって良かった事
暇だった日の終わりに「今日はこれをやって良かった」と思えた事を、以下3つピックアップします。

①同僚と話をする
お喋りでも仕事の話でもよかったです。
会話をすると、必ず予想しない意見が聞けて、次へ動くエネルギーになる。
会話は仕事の一部だと強く感じています。

②営業の週報を読む
より実務に近い領域の勉強ができます。
上司の期待に応えているという実感が得られるのも大きいです。

③あえて何もしない
暇を暇のまま甘受し、エネルギーを充填する。
僕は暇な時は仕事を作り出してしまうタイプなので、どっしり構えてぼーっとする事が非日常のようです。


■暇な時間をうまく使えるようになろう
企業の研究職は、思った以上に「暇」と感じる時間が多いと感じます。
そこで重要となるのが、空き時間をコントロールする技術。
・詰め込みすぎず
・消耗しすぎず
・だらけすぎず

暇を乗りこなすコツは、「自分に合った選択肢の中で良いものを選び出す」事かなと。
暇だからと気合を入れて何かをしようとした時点で、思った以上にエネルギーを消耗している。
それでは、忙しくなった時に持たなくなる、と考えています。