「スプリンターの練習の4割は筋トレ」と為末氏のブログにもあるほど、筋トレはスプリンターにとって大切。

 

しかし、いざ練習に筋トレを組み込んでみると、思った以上に頻度・強度に気を配らねばならないことに気が付いた。

独力では、最適解を見つけるのに途方もない時間がかかりそうだ。

 

そこで今回、twitterにてアンケートを実施し、スプリンターが一般的に取る筋トレの頻度を探る事にした。

 

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■王道は「週12回」

twitter上にて、以下のアンケートを実施した。

 

質問文「1週間における筋トレ(中~高強度)の頻度はどの程度ですか?」

回答内容

・週5回以上:11%

・週34回:17.1%

・週12回:46.3%

・週1回以下:25.6%

(回答数:82)


 20200525_training


このアンケートでは、「中~高強度」→翌日に疲労や筋肉痛を感じる程度、とざっくりと定義した。

筋肉に焼け付く疲労を感じる、持ち上がらない、など多少の困難性が生じるレベル。

 

アンケートの結果、半分近くの方が「週12回」を選択した。

思ったよりも少ないな、というのが個人的な感想。

 

 

■猛者が思ったよりも多かった

個人的に気になったのが「週3回以上」の方が合計で30%弱もいたことだ。

中でも、週5回以上という「猛者」が全体の10%以上を占めたのは驚きの一言。

 

おそらくだが、2つのトレーニングスタイルがあるのだろう。

・走って速くなる

・筋トレして速くなる

 

なので「週3回以上」の方の多くは、走る頻度は少ないのではないかと想像している。

脚に不安がある・走れる環境にない、などの理由で、筋トレを走りの代替手段にしているのではないか。

(というかそう思いたい。週5で走って週5で強めの筋トレが速くなるために必須だとしたら、僕壊れる)

 

 

■走りと筋トレを同時に高頻度で取り組むと、数ヶ月で焼け付く

 

今の僕は、スプリントと筋トレをおおよそ1/1の割合で取り組んでいる。

・スプリント練:週5(高強度3/中強度2回)

・筋トレ:週56(高強度2/中強度34回)

 

このスタイルを続けて2ヶ月、出力のピークがだんだん下がってきたと感じている。

最初の1ヶ月は、やる気も相まって筋トレも絶好調だった。

 

しかし、その次の1ヶ月で、筋トレが少しずつ辛くなってきた。

やっている最中のアドレナリンも出にくくなってきた。エンジンがかかり切らない感じ。

出力アップに結び付くだけの出し切りが不完全になってきたな、という実感。

間違いなく疲労が蓄積している。

 

 

◆今後の練習にどう活かすか

筋トレの頻度を、まずは週3まで減らす

・今の自分のボトルネックとなっている部位にフォーカス→集中的に鍛える

・その他の部位は、ボトルネックとなるまで鍛えないでおく

 

筋トレの頻度を、最終的に週2まで減らす

・息長く続けるためには、週2まで下げるのがある意味必須だと感じている