この前、予定ではドリル系のアクティブレストの日だったが、前日のフルスプリントの疲労で怠く、どうにもならなかった。

思い返せば、短距離走においては、中長距離ほど「アクティブレストの型」が無いと気付いた。

(中長距離においては、アクティブレスト≒ジョグ)

 

そこで今回、アンケートを実施して、アクティブレストのメニューを探る事にした。

 

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■スプリンターの7割強は「完全休養」を選ぶ

以下に、twitter上でのアンケートの結果を示す。

 

質問内容:スプリント練習の12日後「何だか怠い」と感じるとき、どうするか?

・完全休養(本当に何もしない):48%

・完全休養(ストレッチ):28%

・アクティブレスト(ドリル系):17%

・アクティブレスト(ジョグ系):7%

(回答数:46)


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私のフォロワーのスプリンターの方々は、多くが社会人陸上=それなりの経験者。

つまり、経験を積んだ猛者は「怠いときは完全休養」を選ぶ傾向にある、と解釈できる。

 

 

■アクティブレスト時の低い出力の影響がトレーニング日に持ち越されてしまう

以下は私個人の体験。

軽いドリルと流しで身体をほぐそうと思ったが、筋疲労がひどくて、流しは60%弱の努力度でしかできなかった。

すると次の日のスプリント練習時、前日の低い出力のフォームに嵌まってしまい、修正に苦労した。

 

疲労があると、フルスプリント時の最適な力学的ポジションに身体をはめ込むのが難しくなる、と強く感じている。

 

 

■漠然とした不安から動くくらいなら、止まった方が10倍マシ

すごく印象的だった言葉が、大学時代の同期(100m106台)の「100mは力学8割、生理は2割」というもの。

スタミナが落ちるからと走り込んだところで、力を効率的に受け取れる・伝えられるポジションをずらしてしまうと、脚は遅くなる。

 

個人的に感じる力関係は、スタミナが落ちる悪影響<<ポジションが崩れる悪影響。

数字換算すると、約10倍程度と感じている。

 

 

◆今後自分の練習にどう活かすか?

・怠くてたまらない時は迷わず完全休養にする