結果を出す人の習慣的トレーニングを見ると「たったこれだけしかやらないの?」と感じる事が多々あります。

 

そこで「自分はもっと数をこなすことができる」と意気込んで量を積もうとしがちですが、これは明らかな思考ミスです。

 

そう実感した体験談を、以下に示します。

 

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■深く考えずにトレーニングのrep数だけを増やしても、むしろ逆効果だった話

1年前に短距離走に取り組んだ際、脚のバネを強くしようとしたことがありました。

 

脚のバネを鍛えるのに効果的なトレーニングの1つに「片足ケンケン」があります。

100m10秒台の方のブログを見ると、その人は片足5回ずつこなしていました。

 

それを見た僕は「たったの5回?少なっ」と思ってしまいました。

しかも、実際やってみると、5回より多くできそうな体力的余裕を感じました。

 

そこで、「もっと量を増やせるだろう」と思い込んで、20回まで増やして3ヶ月間こなし続けました。

 

しかし、3ヶ月経っても脚力は強くならず、スプリントのタイムも全く縮まらなかったのです。

それでいて、ジャンプの疲労感だけは強くなってきて、最終的に脚が棒のようになってしまいました。

 

 

■片足ケンケンは「たったの5回」だからこそ効果があった

 

数日前、久しぶりに片足ケンケンを再開してみました。

回数はきっかり5回。

ブログで100m10秒台の方がやられていたのと同じ回数です。

 

すると、1年前には気づかなかった発見がありました。

それは、脚のバネを固めて(潰れずに)大きく跳べたということ。

 

逆に、これまでのように片足ケンケンを20回もやると、途中で脚のバネが潰れ、遅筋でぐいっと力を入れて跳ぶようになってしまいました。

 

スプリントで必要なのは「速筋のバネでスパン!と瞬時に弾く力」です。

 

片足ケンケンの回数は「たったの5回」ではなく「5回だからこそ最良の効果が得られた」のだと、今更ながら気づきました。

 

 

■社会人は「9考えて1動く」が良い

 

社会人においては、量を増やす戦略はマイナスに働きがちになります。

 

・回復力が右肩下がりになりますし、

・自由に使える時間も減ります。

 

なので、動く量は必要最低限に留める必要が出てきます。

 

しかし、こと日本においては「こなす量が多ければ多いほど良い」という価値観がまん延しています。

主に学生時代の教育方針(刷り込み?)の影響だと、個人的に考えています。、

 

学生時代の「考える時間<手を動かす時間」という価値観から離れて、考える時間を増やすマインドセットをする必要があります。

 

個人的には「考える:動く=9:1」ぐらいの心構えが、社会人には丁度良いと感じています。

 

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反復量を増やしていっても、臨む効果は思った以上に得られていないものです。

 

そんな時に効果的なのは、「もっと回数を増やす」ではなく「別の方向からアプローチする」こと。

 

次回は、別の手法を取り入れ続けて成功したエピソードを紹介します。