受験時、勉強のモチベーションをどう保っていたのか、質問を受けました。
僕は今も昔も宅勉派で、受験当時も塾など外部機関には一切頼らず独学でした。
今も、資格試験や英語の勉強など、およそ勉強と名の付くものは自宅でこなしています。
自分への甘さが少しでも顔を出すと「あっ」という間に飲まれてしまう自宅環境で勉強し続けることができている、そのコツを紹介します。
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■基本はモチベーションに頼らない
勉強の要諦は継続だと考えています。
なので僕は、勝手に体が勉強を始める仕組み作りに重きを置いています。
例えば、
・平日は帰宅したらまず机に向かう
・土曜日は15時になったら1時間勉強する
という具合です。
しかし、モチベーションが底辺の時は、どうしても手をつけたくなくなるのも事実です。
■どうしてもキツい時にやっている3つの処方箋
「何かよく分からないけど、やる気が微塵も沸いてこない...」というモチベ底辺の時、状況打破に使っている3つの手があります。
①ハイレベルな方々がやっている勉強方法を調べる
僕が試した中で最も効果のある方法です。
勉強方法を調べる過程で、様々な刺激を受けます。
・五感を駆使した暗記方法があったのか...!
・世の中にはこんなにハイスコアの人がいるのか
・1日30分だけで難関試験を1発合格!?
これらの「自分よりハイレベルなやり方」に触れることで、その方法を試したくなる。
その結果、勉強の世界に舞い戻ることができるようになります。
②新品の問題集に取り組んでみる
勉強は復習こそがキモです。
しかし、同じ問題集を使いまわしていると、その本の「リズム」に慣れてしまい、間延びします。
この「間延び」が「退屈」に姿を変え、モチベーションを大きく下げてしまいます。
ここで、同じ難易度で異なる出版社の教科書を使ってみると、微妙な差異がいい刺激になって良いです。
例えばTOEICの参考書では、ナレーターの声質が出版社によって違うので、適応しようと耳と脳がフル回転するのが分かって面白かったです。
大学時代は、各教科3冊以上は参考書を持っていて、ルーティンで回していました。
また、新しい問題集を使う事で、その問題集を制覇したくなる気持ちが芽生えます。
これも、モチベーションの大きな源泉の1つとなりえます。
③寝る
モチベーションを感じられない時は、大抵は疲れています。
自覚していないだけで、クッタクタになるまで神経系を酷使しているのでしょう。
そんな時は、スパッと切り上げて寝るのも一手です。
私の経験上では、週の後半(木曜~金曜)は、自覚できない疲れが溜まりがちです。
■モチベーションが出ない原因を探るのも大切
やる気が出ないのは、何らかの不満を抱えている印です。
僕が抱えがちな代表的な不満としては、
・問題集が簡単すぎる/難しすぎる
・勉強がより良い将来に繋がる気がしない
・勉強方法が良いと感じられない
このような不満の種を見つける→対策を打つのが、長期的な対策としてgoodです。
そして、これら不満のタネを潰し、正しい方向に歩んでいると自覚できている時、モチベーションは大きく上がるのです。
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勉強を本格的に始める段階の方は、モチベーションの熱量をガンガン上げて、その熱量で「勝手に勉強を始める仕組みづくり」をしましょう。
ここで、モチベーションを「勉強を始める着火剤」として使ってしまうと、長続きしません。
気力で押していけるのは、長くて3ヶ月です。
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