ウイルス対策により、都心部の会社では働き方が大きく変わりつつあります。

では、僻地勤務のR&Dにおいてはどのような影響が出ているのか?

 

結論から言うと「ほぼ変わりない」です。

 

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〇在宅勤務など一切無し

コロナ騒動の中も、これまで通り職場へ出勤→仕事しています。

R&Dは実験してナンボであり、デスクワークの大半は、実験で出たデータの処理だからです。

したがって、在宅ワークに回せる仕事量が殆どありません。

 

R&Dは超絶現場マンであり、在宅ワークは無理ゲーだと実感しています。

 

 

〇技術営業は自粛

主にお客さんからの要望により、出張関係は自粛ムードです。

 

化学メーカーは信用が命。

「ウチは大丈夫だけど...万一を考えて、止めておきましょうか」という慎重な姿勢の結果です。

 

 

〇報告会、資格試験も自粛

社内の研究所員が一堂に集う「研究報告会」が、今年度は中止になりました。

上期の社内イベントは全て中止。

資格試験も、「今年取らないと法令違反になる」レベルの緊急性の試験を除いて、取りやめor下期に回されました。

 

 

〇福利厚生が凍結

当研究所の周りにある体育館、宴会場、ゴルフ場など、福利厚生で使える施設が軒並み閉鎖しました。

その他、バスハイクなど非公式のイベントも当分は自粛予定です。

研究所周辺の福利厚生施設は、人によっては絶好の遊びスポットだったりするので、これは地味に痛い。

(ちなみに当体育館は筋トレ施設が充実していて、結構快適だったりします)

 

 

〇課の飲み会も自粛

今年の41日付で、僕の課から数名が別部署に異動することに。

しかし、その異動の送別会も取りやめが決まりました。

(正直、飲み会は嫌いなのでラッキーだったのはここだけの話)

 

 

〇僻地なのであまり影響が無い

僕の趣味はランニング・筋トレ・勉強・読書・料理なので、外出自粛も屁みたいなものです。

そもそも、僻地には遊ぶ場所も少なく、自ずとプライベートは自宅ベースになります。

 

大半の社員にとって、遊び≒アウトドアなので、コロナの影響を嘆いている人は皆無です。

 

 

〇実験用の資材への影響は殆ど無い

驚いたことに、試薬や原料の類は、製造中止のものは無し。

実験用保護具(使い捨て手袋)もこれまで通り手に入ります。

コロナ前と同じペースで実験・試験ができています。

 

しかし、消毒液・マスクなどの衛生用品は、確かに手に入りづらくなりました。

後、これまで風邪予防に全く気を遣っていなかった方々を含め、皆マスクをするようになりました。

 

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一番の収穫は「R&Dが在宅ワークできる可能性は極めて低い」という事実を実感できたことです。

やはりR&Dは手を動かしてナンボの世界のようです。

 

そして僻地→都心部の騒動を一歩引いた眼で見ることが出来るのは、思った以上に大きなメリットのようです。