手抜き手法の中でも良く効いているのは「調味料を極力使わない」こと。
調味料を使うのって、意外と料理へのやる気を削ぐんです。
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■切るだけ、焼くだけ、煮込むだけ
僕の自炊メニューの多くは、1~2ステップで済む料理です。
・キャベツを切るだけ→サラダ
・サバをオーブントースターで焼くだけ→焼きサバ
・豆とトマト缶を煮込むだけ→トマトスープ
基本、調味料の類は何も入れていませんが、食材の味だけで十分楽しめています。
寒さで葉が締まった冬のキャベツは、むしろ何もかけない方が甘みを堪能出来て良い。
更に、自炊で時間を食わないことが、様々なメリットを生み出しています。
・趣味に時間を割ける
・多品目を作れる
・長続きする
・仕事で疲れた日でもササっと作れる
・不味くてもがっかり度が少ない
デメリットは...ほぼ思いつきません。
■意外と時間を食う & 面倒くさいのが「調味料の準備→投入」
調味料は、投入までのステップが多すぎます。
例えば1つの調味料を入れるだけでも
・調味料を保管場所から取り出す:30秒
・調味料を計り取るためのスプーン・秤を出す:30秒
・調味料を計り取る:30秒
・調味料を投入する:30秒
・出した調味料と計量器を再収納する:30秒
計2分強もかかります。
個人的には、使った調味料と計量器を仕舞いなおすのがとても面倒。
ケチャップ・ソース・味噌など高粘性&冷蔵保存が必須なモノを使った時は、冷蔵庫に仕舞いなおす&計量スプーンを洗いに行く手間が面倒くさくて嫌になります。
更には、「調味料をいつ入れるか?」にも注意を払わねばなりません。
仕事で疲れた頭から更なる注意力を絞り出すのは、まあキツイものがあります。
最大のデメリットは「面倒くさいと感じる→自炊そのものから遠ざかってしまう」事です。
料理による健康化は、続けてナンボですから。
■まずは1ステップの料理で、素材の味を堪能しよう
特に「これから自炊を始めよう」という方は、ステップをできるだけ少なくしましょう。
・豆は前日から水に浸さなくとも、直接煮るだけで十分柔らかくなる
・大根は下茹でしなくとも、直接スープに入れて煮込んでも美味しい
・ニンジンの皮は剥かない方が、栄養もあるし素材の味を楽しめる
「○○しなければいけない」という思い込みを捨てるのです。
このやり方は、研究開発においても応用できます。
料理において、モノづくりに必要な「固定観念の断捨離」を予行演習しておくのです。
それに、できるだけステップを少なくし、各ステップにおける負荷を下げる事は、万物に通じる要点の1つです。
「え?これだけでいいの?」と面食らうまでシンプルにして、やっと習慣付くのです。
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料理による健康増進は、継続あって初めて成り立ちます。
なので、まずは調味料を少なくして、系のシンプル化に取り組みましょう。
薄い味付けで満足できる事による効果も、多々期待できますよ。
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