質問箱にて、以下の質問を受けました。
質問内容:「スランプ時のリカバリー方法を教えてください」
私も年に2~3回程度、「頑張っているのに、全く前に進まないぞ」と感じるときがあります。
しかしその都度、回復を意識して、何とか乗り切れています。
今回は、「スランプからのリカバリーのコツ」について、私が実施していることを書いてみました。
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〇スランプの原因は?
私は、スランプを以下の状態だと捉えています。
スランプ=心身の歯車が少しずつ狂い、疲れが溜まったため、取り組んでいる事から要点を掴めなくなっている状態
ほんの僅かな偏りを受け続けているがために、いつもと同じように生活しているつもりが、いつの間にか不調に陥ってしまった、というイメージです。
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リカバリーのコツ3つ
コツ1. 今やっている事の流れは絶やさず、少しだけ視点・使う部位・やり方を変えてみる
私の場合、基本はやりながら回復させるスタイルで、完全に手を止めたりはしません。
理由は単純で、「苦境時も続けた事の方が、調子が良いときにやった事よりも身になっている」から。
ただし「やり続ける」といっても、今までと全く同じことをやるのではなく、意識するポイントを変えてやってみます。
・ランニングなら、いつもなら脹脛主動で走るところを、ハムストを意識して走ってみる
・研究なら、いつもの実地試験は行わず、研究内容を文書にまとめてみる
という具合です。
そして、意識を変えてやってみた事について、フィードバックを丁寧に行います。
こうすることで、スランプに対する焦り→新たな領域を開拓する面白さへと変換されます。
スランプは一種の飽きでもあるので、こうした知的好奇心の刺激は大きな治療薬になりえます。
コツ2. 体調を整える
スランプは「心身の歯車が少しずつ狂った→疲れがたまった」状態です。
なので、心身のメンテナンスが必須です。
僕は「Sound mind, Sound body」(健全な精神は健全な肉体に宿る)を信じています。
なので、まずは身体にテコ入れしています。
具体的には
・「美味しいものを食べる」
・「早く寝る」
この2つをコツコツこなしています。
これが遠いようで一番の近道だと実感しています。
スランプは歯車が少しずつ狂った結果なので、相応の時間をかけて心と身体をいたわってやらないと、元には戻りません。
できれば、ビタミン剤や睡眠薬などに頼るよりも、新鮮な食材を自分で調理して食べる・適度に運動してぐっすり寝るのをおススメします。
コツ3. 周りの人との会話を増やす
全く同じ事の繰り返しは、思った以上に心身の疲労を招きます。
私自身、気が付くと同じ習慣のルーティンで固めてしまい、何をしても心が躍らなくなってしまいます。
なので、「新鮮な情報に触れ、心を躍らせる」ことを意識して行う必要があるな、と実感しています。
しかし、「新しい事を実行する」には、「習慣の慣性力」に逆らう必要があります。
ここで、自分一人では「新しい事の実行」は想像以上に難しく、どうしても「今まで」に流されてしまいます。
なので僕は、周囲の人の力を借りています。
会話をするだけでも、自分が持たないチャネルからの情報をふんだんに得ることができて、知的好奇心を刺激して心に栄養を送ることができます。
「情報チャネルの新規開発」も、自分一人では想像以上の労力が必要(私自身、チャネル開拓のためテレビを買いましたが、結局ほぼ見ていません...)。
周囲の力を借りましょう。
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スランプ時はとても辛いですが、1mmでも1秒でもいいので、動き続けましょう
身体と心に栄養を送り続けていれば、スランプに陥った時と同じくらい唐突に、「あれ?なんか良くなったぞ?」と感じることができます。
辛いときに続けたことこそ地力となります。
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