僕は、入社してから現在(2019121日)までの5年間、累計1756日、朝イチのトレーニングを1日も欠かしていません。
しかし僕は人一倍怠惰な人間。

早朝という高ハードルな時間帯のトレーニングをこれだけ継続できているのは「人為的な『工夫』あってこそ」です。

 

そこで今回は、「熱意はあるが、どうしてもサボってしまう」「習慣化が難しい」という方に向けて、僕が実践している技術的なポイントを3点、以下に示しました。

 

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ポイント1. 基本「やる前よりも回復している」を目指す

 

今の僕は、走る前に「今日もふわとろペースでいこう」とマインドセットしています。

 

この「ふわとろペース」とは、「ふわっと走り、疲労がとろんと融けていく」ように走る事を指します。

「ふわとろペース」で走ると、スッキリ爽快になれて、頭が冴えて仕事も日常生活もバリバリこなせるようになります。

 

僕がケガ・病気・モチベ低下とは無縁でトレーニングを続けられているのは、この「ふわとろペース」のおかげです。

 

 

〇頑張るのは週2回まで

 

僕のトレーニングスタイルの根底にあるのは、陸上競技の理論である「ポイント練習とつなぎ練習」です。

具体的には、

 ・ポイント練習(高強度)を週2

 ・ポイント練習とポイント練習の間をつなぎ練習(低強度)で補う

 

毎日追い込むと肉体はケガを発症し、頑張ろうという心が擦り切れてしまいます。

 

 

〇思った以上に強度も確保できる

 

僕自身も驚いているのですが、「ふわとろペース」だけでも、高強度をガンガンやっていた時と遜色ないパフォーマンスが発揮できています。

 

経験上、気持ちさえ入っていれば、ラクなトレーニングでも効果が得られやすいです。

むしろ、「抑えすぎてるな」「サボりすぎじゃね?」と感じるくらいが、実は丁度良いことが大半です。

 

 

ポイント2. 早朝にトレーニングするのが当たり前とマインドセットする

 

これに関しては、以下の3点を心がけています。

 

〇徹底的に仕組み化する

僕は、起床~トレーニング開始までを、厳密にスケジュール化しています。

 

例えば、今の僕の平日は

4:55 起床→トイレ→ウェアに着替え→コンタクト装着

5:10 目覚めのコーヒー→日誌の記入

5:15 朝食&弁当の準備→携帯チェック

5:25 トレーニング開始

1~2分はズレますが、5分単位でズレることは皆無です。

 

このように、やる事をあらかじめ決めておくことで、意志力を温存→流れ作業でトレーニングに移ることができます。

「トレーニングしないと、空き時間が埋まらず気持ち悪い」と感じるようになれば勝ちです。

 

 

〇トレーニング後の爽快感を心身に染み付かせる

僕がトレーニングをする大きな理由は「やった後にスッキリするから」です。

英語がスッと頭に入るようになる、企画書がスラスラ書ける、ご飯が美味しくなる...

この快感を得ずに1日を始めるなんて信じられません。

 

軌道に乗せるにはどうすればいいか。

僕は、「トレーニングをやると良いことがあるんだ」と経験する→その快感を暗記する、を繰り返しました。

 

人間は弱い生き物なので、多少は人為的に「気持ちいい」と思い込ませないと、疲れや眠気といったマイナス要因を強く覚えてしまい、次が億劫になりがちです。

なので、最初のうちは、意識して「楽しかった~!」「気持ち良かった~!」と刷り込むようにしましょう。 

 

〇同じトレーニングスタイルの人をtwitterでフォローする

僕はランニング関係のアカウントを持っていて、500人近くフォローしています。

twitterを開くたびにトレーニングの話題を目にするので、「走るのが当たり前」「筋トレするのが当たり前」という価値観が自ずと形成されていきます。

 

自分がよく見るSNSであればinstagramでもfacebookでも構わないのですが、twitterは更新頻度が高い&テキスト形式なので、能動的に会話に入る→熱中しやすくなるというメリットが大きいです。

 

フォローするアカウントとしては、トレーニング内容を「練習日誌」的に毎日公開している方をお勧めします。

 

 

ポイント3. とりあえずやる


これは精神論的な話。

僕は一度「やる」と決めたら、雨が降ろうと、槍が降ろうとトレーニングします。

 

僕は、多少の雨ならカッパを着て走っています。

土砂降りなら、傘をさして近所の地下道まで行くか、部屋トレか、階段でジャンプ系のトレか、このどれかをやるようにしています。

 

このように、どんな状況でもできる「非常用メニュー」を2つ程度持っておき、悪天候時などに使いまわすようにすれば、「今日は何しよう」→「考えるの面倒だ」→「今日は休んでもいいか」というサボりの予防策になります。

 

 

〇「やらない10kmよりもやる1km」

これもメンタル的な話ですが、とりあえず身体を動かすことで見えてくるものは必ずあります。

 

僕は、どうしても休みたいほど疲弊している時でも、「1kmだけ走ろう」と低い目標に挿げ替えて、とりあえずシューズを履いて、とりあえず外に出るようにしています。

 

私の経験上、疲労・不調の99%は思い込みすぎで、軽く体を動かすと例外なく調子が上向きました。

 

 

〇身体を適度に動かすと、必ず調子は上向く

私の場合、どんなに疲れていても、普段の30~50%の負荷であれば、やった後に気持ちが良くなりました。

 

上述の「ふわとろペース」を意識すると、その時々の身体の調子に見合った強度に収まってくる印象です。

 

ただし、その時々の「適度」を見出すのにはある程度の経験が必要です。

最初は、「これ以上負荷を下げられないよ」というくらいまで手加減してみましょう。

 

 

4. その他のポイント

 

〇風邪は引き始めでガツンと治す

 

僕は喉や鼻に少しでも異変を感じたら、うがいをしています。

経験上、風邪を初期段階で完治させるには、ビタミンCを服用すると効果バツグンでした。

 


↑のビタミンCは、数あるメーカーの中でも一番良く効きました!

少し値が張りますが、一押しです。 


〇ケガした時は痛まずできる範囲で

 

アキレス腱を痛めた時はロードバイクを漕ぎ、大胸筋を痛めた時はスクワットに取り組みました。

何よりも大事なのは、いったん作った流れを絶やさない事です。

患部が痛まない程度の運動は続けるようにしましょう。

 

 

〇最優先は睡眠時間

 

僕はケガが人よりも少ない方ですが、その最大の要因は「睡眠時間を確保しているから」だと考えています。

平日は7時間は寝るようにしていますし、休日は昼寝を含めると9時間弱寝ています。

 

僕の回りのアスリートも「一番の回復薬は睡眠時間だ」と口をそろえています。

 

下手なマッサージ店に通う暇があれば、その時間を睡眠に充てる方が良いかと。

 

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上記の記事では「早朝」「毎日」に限定しましたが、各々の好きな時間帯、頻度に置き換えてください。

 

ウエイトトレーニングなど高強度のトレーニングであれば、23日に1回の頻度に合うように、上記の内容を脳内変換するといいでしょう。

 

この記事が、トレーニングの習慣化に悩む方々の一助になれば幸いです。