「一番参考になるのは先人の失敗談だ」と僕は考えています。

 

以前、こんな記事を書きました

【参考記事:4月からR&Dに配属される方々に向けた「やっておくべきこと」】

 

この記事、「僕がやらかした失敗」をもとに、新人の方に向けたアドバイスを列挙しました。

 

では、配属当時、僕がどんな失敗をやらかしたのか。今回はそれについて書いてみました。

 

R&Dに配属される方の参考になれば幸いです。

 

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〇陰の実力者を把握しておきましょう

 

僕が研究所に配属された初日、挨拶周りの一環で、事務室にお邪魔しました。

そこで、事務のお局様の甲高い声が耳に障り、しかめ面をしてしまいました。

 

すると、部屋に戻った際、OJTの先輩から「あの人にだけは悪い態度をとるな」と、釘を刺されました。

 

のちに分かった事でしたが、そのお局様と仲が悪くなると、露骨に嫌な態度を取られ、それが周りにも伝播してしまう、とか。

 

幸いお局様との関係は悪化しませんでしたが、あのまま尖がった態度を取っていたら...と思うと、今でも寒気がします。

 

 

〇自分が疲れないキャラ作りを心がけましょう

 

これは僕の同期の話です。

 

同期くんは、元々リーダーシップがある方ではありませんでしたが、入社時に心機一転したのか、入社時に飲み会のまとめ役を買って出ました。

 

最初の2週間は、頑張ってる姿が好印象で、皆からの評判も良かったです。

しかし、だんだんと、飲み会のセッティングは雑になり、みんなへの声掛けも無くなっていき、評判は低下。

挙句の果てには、とある飲み会で、「本当はこんなことしたくなかった」とキレて退場してしまいました。

 

彼は職場でも同じような振る舞いだったようで、入社3年目であえなく退職してしまいました。

 

僕自身の経験も踏まえて、「学生時に苦手なことが社会人になって好転することはほぼ無い」と言えます。

 

 

 

〇仕事に手を付ける前に、上司に許可を取りましょう

 

研究所に配属された当初は、大学院の実験の進め方そのままに、1人で考える→1人で行動に移していました。

僕としては普通に実験していただけでしたが、その陰では「あの子、全くコミュニケーションとらないよね」と言われていたようです。

 

それに気付いて以来、上司に「○○しようと思うのですが、いかがでしょうか」と(形だけでも)許可を求めるようにしたら、「あいつも協調性が出てきた」と評価が上向きました。

 

よほどの事が無い限り、同僚が態度を注意してくれることはありません。

 

 

〇見せかけで構わないので、安全第一の態度を取りましょう

 

入社当初は、「安全よりも成果が大事」と信じきっており、様々な実験の効率化をやってきました。

しかし、その行為は全く評価されず、むしろ「もっと安全に気をつけろ」と風当たりがきつくなる一方でした。

 

更には、上記の尖がった態度を3ヶ月も続けると、労働組合から目をつけられるようになってしまいました。

 

「これは流石にマズイ」と思い、安全に対する心がけを「みんなに見えるように」気を付けたところ、何とか難を逃れることが出来ました。

 

村社会であるメーカーの職場において「目をつけられる」ことは、99%以上で損を意味します。

まずは波風立てない。何よりも波風を立てない。

 

 

〇研修で覚えたマナーはいったん忘れましょう

 

入社直後の本社研修で「仕事はとにかく『汚くてもいいから速く出せ』」と習いました。

研究所に配属後も、その教えを守って、報告書の類をとにかく速く出すようにしていました。

 

すると、入社半年後に上司から「報告書だけど、もう少し作り込んでから出してほしいな。見直すのは、正直少ししんどいんだよ」と、やんわり懇願されました。

 

「僕のやっていたことは、上司の時間とエネルギーを奪っていた」という事実に気付かされ、愕然として泣きそうになったのを今でも覚えています。

 

 

〇寮・社宅では、騒音に今までの2倍気をつけましょう

これは、僕の後輩の話です。

 

僕の後輩は、学生時代のノリで、部屋に友人を招いて、ダーツ・ゲーム・飲み会を週2~3回は開いていました(俗にいう『パリピ』という人種です)。

 

ある時、彼が部屋で宅飲みしていると、隣人から怒鳴り込みを受けたそうです。

更に悪いことに、その隣人は、なんと会社の総務に訴えて出たそうです。

総務としても、従業員の訴えを無下にするわけにもいかず、後輩はあわや退寮の危機に。

 

幸いその隣人は、別件で退職したので、その騒ぎは無かった事になりましたが...

後輩はその事件以来、部屋に友人を招くことは一切なくなりました。

 

 

〇やりたい事を朝にやる習慣をつけましょう

 

僕がやって良かったと思うのは、朝に運動を済ませておく習慣を身に着けたことです。

 

会社の上司も同僚も、大半の方が下腹がだらしないです。

揚げ物onlyの仕出し弁当を毎日食べ、運動らしい運動もしない...考えてみれば太るのも当たり前。

そんな彼らの口癖は「運動したいけど...ねぇ」です。

 

観察していて面白いのは、寮に入った新入社員のうち4人に3人は、1年もすると下腹が出てくること。

5年間見てきましたが、例外なく1年で肥えます。

 

 

〇とんがりすぎず、同僚と仲良くすることを心がけましょう

 

僕は入社時、「会社の同僚とばかりつるんでいるヤツは思考停止。成長が無い」という自己啓発本に毒されて、職場の方々のお誘いを全て断っていました。

 

その結果、合コンにも食事会にも、全く声がかからなくなってしまいました。

 

入社時は「やりたい事をやるために、1人で生きていくんだ」と、心中で息巻いていました。

しかし、入社5年目の今では、一人の趣味もやり尽くした感が出てきて、誰でもいいから繋がりたいと強く思うようになりました。

 

5年以上、休日にずっと一人でいるのは、想像以上に辛いです。

 

 

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入社して5年も経つと、入社当初の勢いはすっかり衰えてしまいます。

数値換算すると、約1/2まで衰えた実感があります。

 

なので、入社時に「5年後の自分は勢いが1/2になっているぞ。それだけ弱った自分でも居心地よくするにはどうすればいいだろうか」という観点で、環境づくりをしてください。