上司や同僚が持っていて、良い結果につながったモノ・コト。
僕が持っていて得をしたモノ・コト。
「持っておけばよかった」と後悔したことのあるモノ・コト。

これらを列挙してみました。

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まずは一覧から。

・博士号
・ITリテラシー
・プログラミングの経験
・TOEIC(800点~)
・論文執筆の経験
・海外出張の経験
・分析機器の操作経験
・研究者とのプライベートな繋がり

以下、詳細を述べていきます。

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○博士号

当社で博士号を持っている方は、ほぼ全員が特異なオーラを放っています。
どんなタイミング・状況下で質問されても、思考の精緻さが狂わない。

博士課程で論理的思考が徹底的に鍛えられ、血肉の一部となっています。
独学でこの領域に達するのは無理だと感じています。
かといって、社会人になってから博士号を取るのは至難の業。会社の理解があるかも運ゲーですし。

企業で働く上では、実学系が好ましいと感じています。
具体的には、工学、化学あたりでしょうか。


○ITリテラシー、プログラミングの経験

今後のモノづくりにおいて、話についていくための基礎体力として重要かなと。
旧体質な化学分野においても、製造機器へのAIの導入など、IT化へ動きつつあるのを感じています。

そのIT化を推し進める具体的な手段がプログラミング。
かじっておいて損はないかと。


○TOEICの高得点(800点~)

文系社員よりはハードルが低く、800点あれば一目置かれることが多いです。
海外代理店のプレゼンなど、英語を使う業務を振ってもらえる頻度が目に見えて増えます。
ちなみに、昇格時に必要な点数は概ね600点~700点です。

TOEICを解くテクニックが身についていれば、さほど勉強せずとも高得点をキープ可能です。
テクニック系は社会人から身に着けるのは難しく、学生のうちにコツをつかむのが要諦。


○論文執筆の経験

報告書を書く際、他者の視点に立ちやすくなります。
また、自己紹介や転職時における資格のような役割も果たします。
私自身、客先で「論文を書いたことがない」と言うのは相当恥ずかしかったです。

会社によっては、論文を書く機会が与えられない場合すらあります(当社はこのタイプ)
論文を書けないパターンは
・論文書く暇があったら仕事(実験)しろ
・機密事項は発表できない、
の2つが多いようです。


○海外旅行の経験

研究開発は、思いの外海外出張の機会が多かったです。
海外進出はどのメーカーも視野に入れていて、これからの研究者には気軽に海外に行けるフットワークがますます求められると実感しています。
 
海外出張の際に一番手間取るのが、忙しい日常の合間に準備をすること。
何を準備したらいいか分かっていると、準備もスムースになり、更には心理的ハードルが下がります。
「お前、海外行ってみるか?」と唐突に声をかけられた際のレスポンスが良くなるので、おススメです。


○分析機器の操作経験

研究開発では、分析に通じているだけで重宝されます。
社会人になると、新たなスキルを身に着けるのは思った以上に重荷だからです。
操作手順書のガイドのまま、ただ数値を出すだけの分析マンは思った以上に多いです。
そんな中で、きちんと分析の原理から理解できていると、非常に頼られます。

学生時に色んな分析機器を触っておくと、研究所にある分析機器を組み合わせて斬新な手法を編み出すことも可能です。


○研究者とのプライベートな繋がり

成果を実感しにくい研究開発において、同志の頑張りを確認することはモチベーションの源泉になります。
 
社会人になってからのネットワークは、利害と機密事項が絡むため、本音で話しにくい。
その分、気軽に酒を飲める仲だと、ふとした会話からインスピレーションを得られます。
「あいつも頑張ってるんだから俺も頑張ろう」と思えます。

個人的には、この繋がりが一番大事かな、と感じています。

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いずれも学生時に取得できるものばかり。
研究開発は、学生時に積み上げた経験が思いの外活かせる職種だと実感しています。

学生の皆さんは、ラボにあるモノ全てに手を出す・精通する勢いで、ガムシャラでいいので頑張ってみてください。
入社してから、必ず何かの役に立ちます。