企業の研究開発は、ストレスが多く、かつ目に見える成果が得づらいです。

そのような中では、研究開発の道から脱落してしまう方も少なくありません。

 

僕も、つい最近ですが脱落しかけました。

そんな僕を救ってくれた上司から、多くの事を学ぶことが出来ました。

 

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〇研究開発から脱落する要因の大半は「面白い・楽しいと思えなくなった」

 

当研究所では、研究部署→営業部署の異動が多いです。

 

営業へ旅立つ方が口をそろえて言うことは「今の研究にやりがいを感じづらい」。

「今の研究が楽しいが、営業をやりたい気持ちの方がもっと強い」という方は、ほぼいません。

 

 

また、研究部署内においても、熱意の欠片も感じない方がちらほらいます。

言われたことをただやるだけで、空き時間は決まって休憩室→ダラダラスマホ。

 

彼らは、分からないことがあっても勉強しません。

何度も同じことを聞き、覚えようともしません。

 

 

こういった「本当の意味での研究開発」から脱落してしまった方々。

彼らに共通するのは、「目の前の研究テーマを楽しいと感じない」という事です。

 

 

〇僕の上司は「楽しいと思わせる力」が抜群だった

 

↑ではかなりエラソーな事を書いてしまいましたが、僕自身も脱落寸前でした(今も?)。

 

ここ2か月ほど、研究を以前より面白いと思えなくなっていました。

 

直属の上司の異動、新しいチーム員、季節の変化...

こういった事象が重なり、疲労が溜まっていたのでしょう。

 

 

そんな中、久々に以前の上司とディスカッションする機会がありました。

すると、なぜか、研究に対する心の高まりを強く感じたのです。

 

 

〇「楽しいと思わせる」のに必要な3つの力

 

なぜ以前の上司と話すと、研究に対して心が高まったのか?

考え直してみると、以下の3つの要因が見出されました。

 

 

要因1. 研究テーマに戦略性を盛り込む

 

以前の上司の口癖は、「○○した方が、今のやり方より面白い」というもの。

今回のミーティングでも、同様の発言を聞くことができました。

 

その発言を聞いて、戦略で今のやり方をひっくり返すゲーム的な面白さで胸が高まりました。

 

 

要因2. 深く、広く考える

 

以前の上司は「○○はどういう事?」と、扱う現象の根本を問うことが多かったです。

報告書を提出すると、考察の部分が真っ赤になって返ってきました。


問われた事に対して、何とか解答しようとする。
その中で、テーマへの「なぜ?」が掘り起こされて、面白さを感じたのだと思っています。

 

 

要因3. よく笑う

 

以前の上司は、何でもない事であっても、とても面白そうに物事を話す方です。

ディスカッションの中で笑い声を聞くうちに、やる気を分けてもらったと強く感じました。

 

面白く感じられない時は、多かれ少なかれ心が弱っています。

 

「楽しいから笑うのではない、笑うから楽しくなるのだ」

この原則は研究開発についても同じことが言えそうだと痛感しました。

 

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「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものが」。

ストレスが多く結果も見えづらい企業の研究開発では、「面白いと思わせる能力」は必須です。

僕も、沈むチーム員を一人でも救えるように、上の3要因を自分なりの形で発現していきます。