そこで今回、
・今までに自分が継続して効果のあった項目
・同僚が実施していて「参考になるな」と感じた項目
を、「型」の候補として、特に大事だと感じた4項目を挙げてみた。
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〇週に1報は論文を通読する
新しい分野に関わるようになった時、スムースに調査できる下地を養うのに必須。
研究開発においては、顧客や上司の一声で、扱う分野がガラッと変わりうる。
未踏の分野に、いかに素早くついていけるか。
日々知識を蓄えてこそ、それら知識がつながったリサーチ力が発揮されうる、と僕は感じている。
また、論文を選ぶ段階で、埋もれている興味を掘り起こしてスイッチを入れる役目も果たす。
興味関心は能動的にONにするものだ、という姿勢を培おう。
〇会議・報告会においては1回は手を挙げて質問する
「発言が許される人物である」という設定を根付かせるために必要。
積極姿勢は思いのほか高く評価される。
重役がいる場面で質問できる胆力を養えば、個別報告・客先での対応など、勇気が必要な種々の場面で活きてくる。
〇1日に1つ「より良くするアイデア」を出す
研究開発において根本的な「解決策を何とかしてひねり出す」姿勢が作られる。
研究においては、考える基本姿勢は「なぜ?」であるが、開発サイドにおいては「どうすれば?」という具体的解決策の提示が求められる。
(これができない研究開発者は「大学気分が抜けていないんだね」と陰で言われます...あくまで当社の場合)
〇課の全員と1日1回は会話する
バリバリにデキる博士卒の上司が心掛けている事。
同僚と協力して大きな仕事を進めていくベースを作るための「型」。
研究開発においては、円滑なコミュニケーションも立派な業務の1つ。
会話が苦手であれば、あいさつだけでもいいし、一言だけでもいい。
ゼロとイチは天と地の差がある。
ちなみに僕はこれができていない。
今からグループ員全員と1日1回話してみて、その効果を振り返ってみようと思う。
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上記4項目を1年間継続できれば、研究所長になれるレベルの下地が身に着くと僕は思う。
逆に、上記の項目を意識して磨かねば、研究力はどんどん曇り、落ちていく。
最初の1年がある意味正念場。頑張ろう。
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