とある三十路研究職の実験ノート

とある民間企業の研究開発者。管理職突入手前の30代。日々のアレコレを思うがままに綴ります。時々マスターズ陸上(短距離)。

2021年03月

企業の研究開発に就いてからというもの、下記の「3臭」が気になっている。〇泥臭い研究開発では、遅かれ早かれ大量生産を見据えて、実機(数十~数トンスケール)を扱うことになる。この実機、総じて泥臭い。実機が入る建屋は、打ちっぱなしのコンクリート、ビラビラのスレー ...

結局、一番仕事がうまく回ったのは、自分の興味が湧くように研究方法をデザインした時だった。僕は、研究結果を研報に纏める事が何より好きだ。また、実機で大きいモノをドカンと作るよりも、小スケールでのスクリーニングの方が心躍る。そして、新しいモノを創るよりも、創 ...

研究開発における僕の一番のモチベーションは「文章にまとめること」だ。僕の研究所では、検討が一区切りした段階で、それまでの結果を文章にまとめる「研報」という仕組みがある。論文(研究室でいう卒論修論)の縮小バージョン、といえば分かってもらえるだろうか。僕はこ ...

企業の研究開発で一番楽しい瞬間の1つは「同僚とあーだこーだと議論しながら新しい素材を試す時」だと思う今日、ある顧客から「この素材を使ってみては?」とサンプルを頂いた。頂いたサンプル素材は、樹脂に混ぜて分散性を良くする薬剤の類だった。顧客との取り決めは「その ...

この1ヶ月ほど、死ぬほど暇だった。例によって、いくつかある大口テーマの全てが採用段階に至り、顧客の評価待ちになったからだ。やる事がなく手の動かしようがない時は、暇が心身を腐らせていくのが分かる。...が、数日前から始めた「ある事」で、この致死的暇から逃れる糸 ...

珍しく陸上の話を書く。大学の時、練習をただハイレベルにこなす事だけを考えていたら、練習に嘘をつかれた話だ。僕は高校1年から陸上競技(中距離)を始め、大学4年時に念願の800m1分台を出した。-------大1~大3時の冬期は冬のメニュー(起伏走、サーキット)を人一倍頑張っ ...

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