とある三十路研究職の実験ノート

とある民間企業の研究開発者。管理職突入手前の30代。日々のアレコレを思うがままに綴ります。時々マスターズ陸上(短距離)。

2021年01月

今から、とても恥ずかしい話をする。仕事をサボっていたのが露見した話だ。僕の部署は、扱う化学薬品全てのSDS(安全データシート;化学薬品の安全性や取扱い方を示した説明書みたいなもの)を保持・保管するように取り決めている。その対象には、高分子量の樹脂だったり、メー ...

朝イチのダルい時間帯に実験をせねばならない時、ぬくぬくとデスクに座っている上司を見ると、ついイラっとしてしまう。僕ら研究員の下っ端は、何だかんだで毎日動き回っている。週5日のうち、だいたい4日は実験が入っている。実験の準備は朝一番で行う。その後は実験の面倒 ...

研究開発ほど、自分の力で「暇」か「やりがいがある」か決まる職業も無いと思っている研究開発で数年も働くと、仕事を投げられる機会が減ってくる。1年目はほぼ100%が与えられた仕事なのに対して、5年目にもなると50%は自分で決めた仕事をやる。早い所では1年目の後半から、 ...

入社してからの大半をドブに捨ててしまった、と僕は思っている。身の丈に合わない成長戦略を選んでしまったためだ。-------僕は人一倍才能が無い。早くも小学生の頃から何となく自覚し始めた。そして中学2年生の時、剣道部の部室で「グズな自分が生き残るには、勉強していい ...

新年の業務はいつもの8割運転。この「世の中の常識」は、研究開発であっても例外ではないようだ。今年の年始の初業務は、安全祈願と軽いデスクワークだった。座るだけで終わる楽な仕事だった。次の2日間は、会議と特許の修正。これも座るだけで終わるお仕事だった。実験は初 ...

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