今回も質問箱に受けたご質問。

来年度から化学系研究職につく予定です。今になって、入って一年目にやっておけばよかったと思うこと、やってよかったと思うことはありますか?

…色々ありすぎて(笑)

振り返ってみて「これだけは」と感じた項目を1つずつピックアップしました。
以下、私の回答です。

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「基礎的な科学の勉強」はやっておくべきでした。
研究者が最低限持っておくべき知識と考え方のコア→具体的には基礎物理(力学、波動、電磁気etc…)、数学(ベクトル解析、行列…)、統計学ですね。
フェルミ推定は思った以上に役立ったので、1年目に存在を知っておきたかったです。

「報告会で必ず質問すること」はやって良かったです。
「あいつは発言するやつだ」という評判を得られるので、テーマ提案などしやすくなりました。
自身に適度なプレッシャーをかけられるので、会議などでも面白さを感じやすいですね。

(回答終わり)
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やっておけば良かったことを付け加えるなら、「自分の色を出していくこと」ですかね。

自分がどう振る舞えば気持ちいいのか、今までの傾向を踏まえて、そこから逸脱しないキャラでいくべきです。
素の自分をだせば、それでいい。

自分の場合「余計な仕事を振られたくない」との思いから、ノリの悪いキャラで押し通してしまいました。
本来はいじられキャラであり、ボケたいのにボケられず、ウズウズしてしまいます。

今はもう少し皆と打ち解けたい。
しかし、いい歳した大人が、しかも仕事上の責任も増える身で今までと違う振る舞いをすると、間違いなく回りに悪影響を与えてしまいます。

入社数年目でのキャラ変は、思った以上に重荷です。

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モノづくりに役立つ数学の勉強に関して。
開発段階では、モデル作成と解析の段階で、「ベクトル解析」「行列」の知識が求められます。
生物専攻の僕が一から勉強する上で、下記の参考書はとても役立ちました。