先日、twitterDMで以下のようなご質問をお受けしました。

 

「教授にコネがない化学系理系修士はどのように戦えば良いですかね....

 

私の研究室もコネなしでした。

拙い一経験ですが、その時の体験を踏まえてポイントを書いていきます。

 

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コネなしの研究室から化学メーカーの研究職に就く戦略について.

 

方針としては、「堅実な化学メーカー」を見分け、集中的に受けるようにしましょう。

 

①数を打つ覚悟をしておきましょう

 

ES20社くらいが目安ですかね。

そのうえで、できるだけ勝率の高そうな業界・分野に絞りましょう。

例えば食品系は倍率が1000倍のところもあるので、避けた方が吉です。

面接1回にかかる時間と手間は予想以上なので、それを堅実なメーカーへ移しましょう。

 

 

②堅実な化学メーカーの見分け方

 

私は以下の点で見分けていました。

 ・就職四季報に乗っている企業で、3000~5000人程度の規模

 ・化学系雑誌「化学」「化学と工業」などに広告を記載している企業

 ・「どこだここ?」「自分でも受かるだろう」と感じるレベル感を大切に

 

 

③私が受けた「堅実な化学メーカー」の具体例

 

私が受けた中では農薬業界が、堅実な雰囲気かつ誠実な対応でした。

意外かもしれませんが、農薬業界はファインケミカル・ヘルスケア素材の開発に熱心です。

(生き残りをかけて、という裏事情が噛んでいるようです。)

 

具体名を書くと、日本曹〇、日〇農薬、日産化学〇業(敬称付けたくて仕方がありませんが敬称略...!)

この辺りは断トツで誠実なご対応をしていただきました。

今でも感謝の思いでいっぱいです。

 

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こんなところですかね。

コネなしでも、当人の頑張り次第でなんとかなります。

むしろコネなしの方が、その人自身をきちんと見てくれるので、永くしかも幸せに働けるのだと、コネなしで就活をして感じた次第です。