とある三十路研究職の実験ノート

とある民間企業の研究開発者。管理職突入手前の30代。日々のアレコレを思うがままに綴ります。時々マスターズ陸上(短距離)。

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朝イチのダルい時間帯に実験をせねばならない時、ぬくぬくとデスクに座っている上司を見ると、ついイラっとしてしまう。僕ら研究員の下っ端は、何だかんだで毎日動き回っている。週5日のうち、だいたい4日は実験が入っている。実験の準備は朝一番で行う。その後は実験の面倒 ...

研究開発ほど、自分の力で「暇」か「やりがいがある」か決まる職業も無いと思っている研究開発で数年も働くと、仕事を投げられる機会が減ってくる。1年目はほぼ100%が与えられた仕事なのに対して、5年目にもなると50%は自分で決めた仕事をやる。早い所では1年目の後半から、 ...

入社してからの大半をドブに捨ててしまった、と僕は思っている。身の丈に合わない成長戦略を選んでしまったためだ。-------僕は人一倍才能が無い。早くも小学生の頃から何となく自覚し始めた。そして中学2年生の時、剣道部の部室で「グズな自分が生き残るには、勉強していい ...

新年の業務はいつもの8割運転。この「世の中の常識」は、研究開発であっても例外ではないようだ。今年の年始の初業務は、安全祈願と軽いデスクワークだった。座るだけで終わる楽な仕事だった。次の2日間は、会議と特許の修正。これも座るだけで終わるお仕事だった。実験は初 ...

2020年は、良くも悪くも現場を主軸にした1年だった。良かった点は、独りよがりの研究開発にならずに済んだことだ。市場が求めているモノの実現に向けてストレートにアプローチできた感はある。また、上司の意向を汲み取り、営業の方々の意見も取り入れ。一緒に実験をする同僚 ...

研究開発の現場で働き続けて思うのは、強靭な足腰と心身の持久力が不可欠だということだ。僕は高分子を研究開発している。"高分子"と言えば聞こえはいいが、要はプラスチック・樹脂というマスプロ関係だ。マスプロの現場は泥臭い。少なくとも当社の場合は、研究の段階で、文 ...

先日、新しい研究テーマを考えていた。上司の息がかかったテーマであり、次の会議での提案がほぼマストになっていた。考えの途中で分からない事が出てきたため、何気なく営業担当者と連絡を取る事にした。すると、その担当者から、思った以上にテーマについて突っ込まれた。 ...

研究開発において、上の立場の人が発してはいけない言葉No.1があるとするならば、僕は「この測定値、合ってる?」を挙げる。というのも、先日、測定値を巡って、すごく嫌な思いをしたからだ。-------僕は今、あるサンプルの長期貯蔵安定性試験を行っている。サンプルを1つ1つ ...

先日、研究職の残業に関する意見を目にした。要約すると「研究職は興味が湧くので自然と残業してしまう」という趣旨で、資料を上司から渡されて初めて嫌々読み出す「サラリーマン的研究職」への非難の色が見えた。これを見て、僕は結構凹んだ。-------実は僕も「サラリーマン ...

この前、研究サイドで検討していた製品が、安定的に製造できる段階に入った。そうなると必要になってくるのが、製造サイドへの移管だ。今回、初めてこの「移管手続き」の一部を任されたが、これが想像以上に厄介だった。研究サイド→製造サイドへ移管するには、どうやら「移 ...

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